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by merrygoround515

『直観でわかる数学』 畑村洋太郎

直観でわかる数学
畑村 洋太郎 / / 岩波書店
ISBN : 4000056794
スコア選択: ★★★★






第一回本屋大賞受賞作 『博士の愛した数式』(小川洋子著 新潮文庫)を
読んでから、大嫌いだった数学に意外にも興味が芽生え・・・購入した。
息子にも、将来必ず役に立つはず。今では家宝扱いの一冊かな。


学生時代から現在まで、全く理解出来ない数学。
(理系の方には大変失礼な言い方だが。)
生活の中でも存在感が薄~い数学。数字と一文字違うだけなのに
何故?こんなにも敬遠してしまうのだろうか・・・。

イメージ=難しい。
先入観=難しいし、解りっこないやい。
そうだ。難しいからなんだ。
言い回しも、ゴチョゴチョと並ぶ数式も。チンプンカンプンだ。
単細胞な文系人間なので、ストレートに一段階で解ることが望ましい。

なのに!そんな私が本書を読んだ後、
自分の中にも数学人としての要素があったんだ!と錯覚。
まっ、錯覚でもなんでも、すごい体験である。

とにかく、読み易い。それに尽きる。
哲学的な感覚で、数学なのに国語の講義を受けているみたいだ。
カチンコチンな数字とカタカナ言葉ではなく、なんというか…
国語式?そう、国語っぽいのだ。
畑村氏は言葉の使い方が抜群!


例えば、微分・積分。着目する概念の違いで説明。
財布の中に5000円
二週間後まで入金予定はない。そこでの着目は?
   1)財布からいくら出ていくか?
   2)財布の中にいくらあるのか?
の2点のみ。

この 1)が微分  ≪どれだけ変わっているか に着目≫
    2)が積分  ≪全部でどれだけあるか に着目≫


なんて単純明快なんだ!
微分とは「部分をみれば全体がわかる」  だけのことなんだと。
もっと早く出会いたかった。


大袈裟な気持ちで数学をもう一度一からやり直したい!という人にも、
自分は数学が好きだったんだ!って錯覚に囚われたい人まで 
それはもう、大満足!間違いなしだ。
なんせおバカな私が、満足度100%だったのだから。
興味を持たれた方は、是非ご一読ください。
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by merrygoround515 | 2007-01-22 10:21 | Book