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by merrygoround515

『11文字の殺人』 東野圭吾

11文字の殺人
東野 圭吾 / / 光文社
ISBN : 4334712541
スコア選択: ★★




ちょっと期待過多だった。。。


東野氏の得意とする、密室に代わるものとして、この作品では、
アリバイ・トリックが使われている。
しかし、本書のアリバイ・トリックは、それほどまでに上手いのもでは…。ないね。
全体的には、人情がメインだ。
よって、人間心理に焦点を当てた作品と言うべきかも。

第一の殺人から、最後の殺人まで、一貫して怨みを感じさせる。

事件の解決へと率先して取り組む主人公、女性推理作家は、友人の編集者と共に
亡くなった恋人の周辺から、事件を調べていく、展開だ。
犯人の動機のみならず、犯人を殺人へと追い込んだ人々の、其々の事情は、
とても上手いのだが……。 

なんか物足りない。
さらっとし過ぎていた。

残念なことに、途中でほぼ全体図が見えてしまったのだ。
もちろん、犯人も。その背景も。
私だけが、見えてしまったのだろうか。
いや、きっと、必ず他にもいるはずだ。 
  
東野氏の初期作品は、
やはり現在の作品よりも、深い感慨は与えてはくれないのかしら。

書店員オススメの、傑作!
という触れ込みに、ちょっと踊らされてしまったかな。

次は、どうしよう。
やはり、新刊にしようかなあ。

本人が最後のエッセイと断言した
『たぶん最後のご挨拶』 を、読むことにする!
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by merrygoround515 | 2007-02-02 10:29 | Book