『てのひら怪談』 すごい集大成!
2007年 06月 05日
てのひら怪談―ビーケーワン怪談大賞傑作選
我妻 俊樹 / / ポプラ社
ISBN : 4591096998
スコア選択: ★★★★★
先日注文していた、待望の本書が届きました。
早速、ワクワクしながら読みました。
帯には…京極先生の言葉が!凄い! 凄い!最高!
占い師曰く、掌には
人の営みのすべてが映し出されるという。
そこには幸福があり不幸があり、
感情のすべてがあり、
生と死がある。
「てのひら」には運命が刻まれている ──
(カバーより)
はじめに(東 雅夫『幽』編集長・ならびに本書編者)によると、
怪談といっても…
「てのひら怪談」は、怖い話、不思議な話、奇妙な話をテーマに、
上限800字で書き綴られた、小さな物語なのだそうだ。
本書は2003年の夏、オンライン書店ビーケーワンから誕生。
「ビーケーワン怪談大賞」が母胎です。発足以来公募を重ね、
この度、過去四年間の応募作より
選りすぐりの名作佳作100篇を収録し刊行されたそうです。
800字という、見開き二頁に収められた作品は、
何処から読んでも、何処を開いても、一瞬にして癒されたり、
溜め息をつかされたり、または(゚ーÅ) ホロリとさせられたり。
ノンフィクションのようなものから、心温まるエッセイのようなもの、
また、ゾクッとするような怖い話や、
ミステリアスなショートショート風なものまで。
一話ごと一話ずつ、違ったカラーを楽しめました。
また構成がいい!
100篇の編み方、繋げ方が、物凄くいいの!流石です。上手いわ。
とにかく、選び抜かれた傑作が、盛りだくさん♪
最高にお得な感を、体験させられました。
六十六名の手により生み出された、100篇。
きっと、この中には、必ず何かを与えてくれる作品があります。
私も100篇中、8作ほど「お気に入り」に出会えたわ。
皆さんも「何か」と出会えるはずです。
ゆっくり楽しんでみてください。
今後、六十六名の方々をはじめ、新規投稿者によって、
この800文字という斬新な手法が「短歌」や「俳句」、
「ショートショートの広場」に続くムーブメントに
なっていくと、とても嬉しい。
編者も関係者も、みなさん
新たな文芸ムーブメントとしての定着を狙っています!
一読後「書きたい」「書いてみたい」という気持ちに駆られた方、
さあ!書いて!書いて!
どんどん、応募しましょう。
読者ファンとしては、
文才に恵まれた多くの方々に、本書を手にしていただき、
是非、「執筆→投稿」していただきだきたい。 と、願っています。
作品が寄せられる限り、「てのひら怪談」は続くのです。
読む楽しさは、抜群。
中学生以上には、オススメ間違いなしです。
息子にも、先々必ず贈りたい!と強く思いました。
なお、「おわりに」によると、
選考会の模様や作品の講評を、ビーケーワン内に設置されたサイトで
読むことができるそうです。 → http://blog.bk1.co.jp/kaidan/
では最後に、再販後、帯に掲載された京極氏の文を。
「てごろ。でも、てごわい。
てつかずの、うぶもの怪をてしおにかけて。
つい手にとっちゃいますね。」
我妻 俊樹 / / ポプラ社
ISBN : 4591096998
スコア選択: ★★★★★
先日注文していた、待望の本書が届きました。
早速、ワクワクしながら読みました。
帯には…京極先生の言葉が!凄い! 凄い!最高!
占い師曰く、掌には
人の営みのすべてが映し出されるという。
そこには幸福があり不幸があり、
感情のすべてがあり、
生と死がある。
「てのひら」には運命が刻まれている ──
(カバーより)
はじめに(東 雅夫『幽』編集長・ならびに本書編者)によると、
怪談といっても…
「てのひら怪談」は、怖い話、不思議な話、奇妙な話をテーマに、
上限800字で書き綴られた、小さな物語なのだそうだ。
本書は2003年の夏、オンライン書店ビーケーワンから誕生。
「ビーケーワン怪談大賞」が母胎です。発足以来公募を重ね、
この度、過去四年間の応募作より
選りすぐりの名作佳作100篇を収録し刊行されたそうです。
800字という、見開き二頁に収められた作品は、
何処から読んでも、何処を開いても、一瞬にして癒されたり、
溜め息をつかされたり、または(゚ーÅ) ホロリとさせられたり。
ノンフィクションのようなものから、心温まるエッセイのようなもの、
また、ゾクッとするような怖い話や、
ミステリアスなショートショート風なものまで。
一話ごと一話ずつ、違ったカラーを楽しめました。
また構成がいい!
100篇の編み方、繋げ方が、物凄くいいの!流石です。上手いわ。
とにかく、選び抜かれた傑作が、盛りだくさん♪
最高にお得な感を、体験させられました。
六十六名の手により生み出された、100篇。
きっと、この中には、必ず何かを与えてくれる作品があります。
私も100篇中、8作ほど「お気に入り」に出会えたわ。
皆さんも「何か」と出会えるはずです。
ゆっくり楽しんでみてください。
今後、六十六名の方々をはじめ、新規投稿者によって、
この800文字という斬新な手法が「短歌」や「俳句」、
「ショートショートの広場」に続くムーブメントに
なっていくと、とても嬉しい。
編者も関係者も、みなさん
新たな文芸ムーブメントとしての定着を狙っています!
一読後「書きたい」「書いてみたい」という気持ちに駆られた方、
さあ!書いて!書いて!
どんどん、応募しましょう。
読者ファンとしては、
文才に恵まれた多くの方々に、本書を手にしていただき、
是非、「執筆→投稿」していただきだきたい。 と、願っています。
作品が寄せられる限り、「てのひら怪談」は続くのです。
読む楽しさは、抜群。
中学生以上には、オススメ間違いなしです。
息子にも、先々必ず贈りたい!と強く思いました。
なお、「おわりに」によると、
選考会の模様や作品の講評を、ビーケーワン内に設置されたサイトで
読むことができるそうです。 → http://blog.bk1.co.jp/kaidan/
では最後に、再販後、帯に掲載された京極氏の文を。
「てごろ。でも、てごわい。
てつかずの、うぶもの怪をてしおにかけて。
つい手にとっちゃいますね。」
by merrygoround515
| 2007-06-05 12:16
| Book