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by merrygoround515

『殺人症候群』 貫井 徳郎 症候群三部作 最終章


殺人症候群 (双葉文庫)
貫井 徳郎 / / 双葉社
ISBN : 4575510149
スコア選択: ★★★★





文庫といっても厚い。
ドン引きするくらいの厚さ!
怒涛の1100枚です。

前作二作を未読で、この『殺人症候群』を
手に取る方は、果たしていないと思います。

では、環敬吾率いる必殺仕置き人、最終章。
今回もまた通常では、無理難題が押し寄せます。

視点は四つ。それしか言えません。
四つの話というか、四つの事件がクライマックスヘ。
ものすごい運命で突き進んでいきます。

テーマは『復讐』。
本筋の事件とは別に…
二作目から芽生えたメンバーとの僅かな確執。
この三作目に一気に爆裂です。
作品の読ませ方も特異で、
過去二作から順当に流れてきたファンは…
え?え?え?何?何?何?そうくるの? です。
事件や犯罪とは別な意味で引き寄せられてしまいます。

三部に渡り環チームに魅了され、
彼らの日常生活を窺い知り、故に
彼らの生活の深い部分に疑問を抱き…
前二作は単なる序章に過ぎなかったのか!
そう繋がるの? そう思っていたの?
と思わせ、うねらせる作品に仕上がってます。

伏線爆裂!

必殺仕置き人のメンバーは第一作から変わりません。
ですが、ドラマですね。
この最終章は倉持氏の物語。といっても過言ではありません。
また、犯罪者に対する報復殺人の是非…を問いています。

でも少し残念なのは、
犯罪・事件の辺りに物足りなさを感じました。

まっ、最後は、深~い人間味をご堪能ください。
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by merrygoround515 | 2007-08-14 13:26 | Book