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by merrygoround515

『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野 晶午  大どんでん!

葉桜の季節に君を想うということ
歌野 晶午 / / 文藝春秋
ISBN : 4167733013
スコア選択: ★★★★





『あまり詳しくはストーリーを紹介できない作品です。
とにかく読んで、騙されてください。
最後の一文に至るまで、
あなたはただひたすら驚き続けることになるでしょう。』(帯より)


なんて言ったらいいのか…
ええ、確かに驚きました。もう、絶句でした。
タイトルさえも、そういう意味なのか…と感服。
でも…
「わぁ、お上手!上手い!」と、褒めて終わってしまう。
決して物語の内容に関してでは、ない。

だから、「再読したくなる本です」と言われていることにも…
ある意味では納得できるが、若干の抵抗がある。

再び感動を経験したい!と思わせる作品や
もう一度、愛しの登場人物に逢いたい!と思わせる作品とは、
全く違う理由からの再読行為になる作品だもの。

本書の内容は、ハードボイルド。
だからなのか、さほど事件に深く興味が持てたわけではない。
ハラハラ&ドキドキの展開!事件に対する主人公の生き方に憧れ
「カッコイイ」と惚れ惚れする場面も多かった。
でも…このストーリーは、
やはり再読するほどのものでは、ないんじゃないかな。

なのに、大勢の人々が再読したくなるのは、何故なのか?
それは作者の伏線を発見したい気持ちや、背景の微妙な感じを
確認したい感が次第に強くなるからではないのかな。
最初に騙された経験を意識した上での再読だから、
楽しみ方は、初読とは全く異なる。
きっと、作者に再挑戦したくなる心情が働いて、(勝てないが)
また手にしたくなるんだね。


実は、文庫を購入し、再読した私。
2004年度、本書はミステリィの代表だった。
当時一読後、周りの評価とは裏腹に、冷めた反応だった私。
もちろん、すっかり&しっかり騙されましたよ(笑)
でも、歌野氏が上手いだけで、
物語の内容は特に素晴らしいとは、感じなかった。アハハ
そんな私が先日、とある理由から再読することにしたの。

歌野氏曰く
『ブードゥー・チャイルド』と『世界の終わり、あるいは始まり』と
『葉桜の季節に君を想うということ』で三部作になったのだ。
と、このミスのインタビュー記事で見た。
それらが、なぜ三部作になるのかは、
最後まで読み通した人にしか解けない謎、だそうです。
なので、今月中に、積ん読の下の方に埋もれている
『ブードゥー・チャイルド』を読むつもり。ワクワク♪
うむむ、私に謎が解けるのかしら? まっ読んでみます。


本書はドンデン返しが強烈です。映像化は100%不可能。
作者のこの作戦に騙されず読了した方は…
きっといないのでしょうね。
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by merrygoround515 | 2007-07-18 22:33 | Book