読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『くちぶえ番長』 重松 清  爽やか~

くちぶえ番長 (新潮文庫 し 43-10)
重松 清 / / 新潮社
スコア選択: ★★★★






30年以上前、当時小学四年生だったツヨシが書いた
『ひみつのノート』の内容を基に、現在のツヨシが読者へ
まことしやかに人探しを依頼することから始まる…

月刊誌『小学四年生』に一年間連載された作品に
書下ろしを加えた、文庫オリジナル作品。

基本読者は「子ども」であるが…
「かつて子どもだった大人」への物語でもある。


ツヨシの住む町に、父の親友一家が引っ越してくる。
偶然にも、その家にはツヨシと同級生の子どもがいた。
マコトという名の転校生が来る噂から始まり…
主人公ツヨシが自身の小学四年生の一年間を
鮮明に語り、色鮮やかに描いている。

小学四年生にとって、家庭と学校、友だちとの生活は… 
ほぼ世界の全てだ。
少しずつ、ゆっくりと成長するツヨシと
常に大人びた正義の味方、曲がったことが嫌いなマコト。
二人が、親友へとすすむ過程は、絶妙な背景も伴って
ドキドキ&ワクワクし、目が離せなくなった。
二人が駆け抜けた一年は、共に成長をし続けた友情物語だ。

あえて内容を取り上げる必要は、ないと思う。
本書を1ページ捲れば、あっという間に読了だ。
その後、じんわりと心が温かくなる作品。


今現在、小学四年生はもちろんのこと
三年生以上の全ての子どもに読んで欲しい。
そして色々なことを感じ取って欲しい。
大人は、自身の小学生時代にタイムスリップして
記憶の中を旅してみるのもいいだろう。
懐かしい思い出に、この夏は浸ってください。


「わたしの夢は、この学校の番長になることです」

番長のあるべき姿が、ここにあります。



早速、息子がお世話になっている近所の4年生のお兄ちゃんへ
感想を聞かせてもらう条件付で、贈っちゃいました(笑)
D君の感想・・・  すごく楽しみ\^○^/
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by merrygoround515 | 2007-08-10 11:47 | Book