読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『風が強く吹いている』 三浦しをん  箱根への道のり、人生そのもの!

風が強く吹いている
三浦 しをん / / 新潮社
ISBN : 4104541044
スコア選択: ★★★★★





何から書き出したらいいのか。悩むなぁ。
本書は、前評判も上々!
なにより『まほろ駅前多田便利軒』で第135回直木賞を受賞された作家の
受賞第一作ですものね。

すでに大勢の方から絶賛を受けている本書。
私は昨年、Blog仲間の記事で本書の作品概要を知り、購入しました。
12月の暮れも押し迫った頃、
やっと時間を作り読み終えることができました。\^○^/
青春小説の醍醐味は、本書以外では味わえません。

そんな訳で、今年の箱根駅伝は、本書から多大な影響を受けた。
もう受けまくり。ハハハ
実家を出て一人暮らしを初めて以来、現在まで…
○十年ぶりの興奮を経験してしまった。
レビュー残しておこうと思います( v^-゜)イエィ♪


よし!先ずは…専門家の紹介文から。


    「速く」ではなく「強く」。目指せ!箱根駅伝!

    箱根の山は蜃気楼ではない。
    襷(たすき)をつないで上がっていける、
    俺たちなら。

    才能に恵まれ、走ることを愛しながら、
    走ることから見放されかけていた
    清瀬灰二と蔵原走(かける)。奇跡のような
    出会いから、二人は無謀にも陸上と
    かけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。
    たった十人で。それぞれの
    「頂点」をめざして……。

    長距離を走る(=生きる)ために
    必要な真の強さを謳い上げた
    書き下ろし1200枚! 

         (「帯」紹介文より)


そうなんです。
たった十人で、関東大学陸上競技最高峰の「箱根駅伝」出場を目指すんです。
言い換えれば、この物語は、ただそれだけなんです。
ありえない。って?  マンガか?って? 突っ込みの声が聞こえる。
ただの夢物語ではないんですよ。
これこそ、本好きが読みたい物語。小説はこうでなくっちゃ。
何せ、ばっちり現実味が感じられるんだから。        

読んでください。

ストーリーそのものにリアリティはないけれど、
あるかも?と思わせるリアル感は100%じゃないかな。
確かに、現実では1年で箱根を闘えるチームなど作れやしない。
でも、 そう!「でも」なんですよ~!
例えば…
この十人全員、竹青荘というボロアパート(通称「アオタケ」)に住んでいて、
アパートの大家が監督。
マジで~?   ね、凄い設定でしょ?  ふふふ。    
まっ、読んでください。
ここで繰り広げられる灰二の夢物語が…現実になっていくんです! 

三人称で綴られた小説ですが、駅伝という素材は完璧。
一人一人の描き方が素晴らしーい!
本書後半200頁の箱根は…圧倒される。 
始めのころの言い回しのウザさを吹き飛ばしました。(笑)

主役の弱小チームだけでなく、
常連の強豪校で宿命を背負う選手も描かれ、
選手一人一人の走る姿の繊細な描かれ方には…
何度も込み上げてくる涙を、一度も止めることができなかった。
私はとても涙腺が弱いので、泣き読みは慣れているのですが。
すぐには止まらなかった。
もしかしたら…
既読の皆さんの中には、涙しなかった方もいるかもしれませんが。^^;
(堪えたんですね!)

ストーリーは単純、だが面白い。面白すぎる。
それはメンバー十人のキャラクターが、物語を何十倍にも面白くさせているから。
主要人物の個性豊かな面々が、これでもか~!これならどうだ!
と、多少濃いキャラまで揃っている。
実にマンガチック♪   三浦しをん!凄い筆力ですね。
一人一人に、見事めり込んでしまった。
一人一人が描かれた装丁がまたイイんですね~!   
もう~たまらないわ。 
本当に×100~! 素晴らしい。
(読後の私は、例え本書が¥2000円以上だったとしても
                 手元に欲しい本!の一冊になりました)

装丁のイラストで書かれたメンバーのセリフを、紹介します。
イラスト、シビレますぅ~~♡
簡単なキャラの特徴も書こうか、と迷いましたが…止めておきます。  
本書を読んでください。

*往路 
 1区「王子」         「鬼だよ。あんた」  
 2区「ムサ」         「黒人が速いというのは偏見です」 
 3区「ジョータ」       「モテるんだね?」  
 4区「ジョージ」       「モテるんでしょ?」  
 5区「神童」         「親も喜ぶと思うんだ」  
*復路 
 6区「ユキ」         「やるからには狙う」  
 7区「ニコチャン」      「ひとりじゃ襷はつなげねぇよ」  
 8区「キング」        「就職安泰ってホントだな?」  
 9区「走」          「すぐに行きます。待っててください」  
 10区「ハイジ」        「君たちに頂点を見せてやる」  


この作品は、ドラマ化されそうですよね。
これほどまでに感動的なラストは、映像にも◎だわ。
映画化ってこともあるかな。 
「夜ピク」さえドラマじゃなく、映画になったんですものねぇ~。

最後はまるで寛政大学の一員となって、
箱根を一緒に走っているような興奮を覚えました。
大袈裟でもなんでもなく、一度引き込まれたら、もうあっという間。 
読後は感動で胸がいっぱいです。
恐るべし!三浦しをんの筆力。
これほどまでに真っ直ぐな青春小説に出会ったのは久しぶりです。


既読の方が圧倒的に多いと思うので、
ならば!と、勝手にキャストなどを…考えてみた(笑)

●走    →  小池徹平くん
●ハイジ  →  竜也さんだったら面白いかも♡
           でも、ちょっと違うかなぁ~。小出恵介くんかな。
(双子の)
●ジョータとジョージ  → 斉藤?兄弟
                 (タッチの実写をやった人。名前は分かりません)
●ムサ   →  モグスさん(山梨学院大)他に黒人は…浮かびません;;
●神童   →  成宮?なんとかくん(笑)名前まではちょっと。
           もしくは、森本亮冶くん
●ユキ   →  ヤマピー(但し、メガネ必須) 
●ニコチャン  →  弓削智久くん(太ってはいないが…)
              または、塚本高史くん。  
●キング  →  ドランクドラゴンの塚地さん。 
           役者さんなら、山田孝之くん。
●王子  →  TVの電車男の人。
          チビノリダーだった子(名前は知りません)


皆さんはどうでしょうか?



明日から三連休♡
どうやら、冬の寒い日ばかりが続くようですね。  雪よ降れ~(笑)
本書を未読の方は、是非!手にとって、箱根駅伝にご参加を!
熱く、熱く、そして暑くなって、
寒さを吹き飛ばしてみてはいかがですか? 
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by merrygoround515 | 2007-01-19 01:28 | Book