読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『春にして君を離れ』 アガサ・クリスティ著

春にして君を離れ (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー / / 早川書房
ISBN : 4151300813






1944年作品。
当初はメアリ・ウェストマコット名義で出版され、
四半世紀以上、クリスティ自身が著者であることを
漏らさないようにしていたことでも、有名な作品です。
ミステリィではないことを知った読者が、がっかりしないように、と
理由づけられているが・・・
彼女の本心は、喫してそうではないだろうな、と思います。

タイトルからは想像もできないほど、とても重く、悲しい内容。
若い方には不向きかも・・・。人の死なない恋愛小説とも言えるが
ある意味、どんなミステリーよりも恐ろしい作品。
作中、最も恐ろしいのは、
最後の最後に洩らされた夫の一言に他ならない。
気になった方は、どうぞ読んで見てくださいね。

主人公の主婦ショーンのようには、なりたくありません。
友達にもなりたくないし、家族にいたら・・・とんでもないな。
でも、可能ならば、
既婚者である女性には、手にして欲しい一冊です。


「自分(あなた)の見ている世界は、真実のものなのでしょうか?」


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆


クリスティーは十代から嵌り、随分読みました^^;
読まれてる方、とても多い作家ですものね。女王ですもの。へへ;
個人的には・・・前述の本書、 「 春にして君を離れ 」 が一番好きかな。
ほかのミステリィ系も、殆ど持っています。( v^-゜)イエィ♪


【アガサ・クリスティ】
1890年9月15日、イギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。
1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティー大尉と結婚。
1919年、娘ロザリンドが誕生。
数々の出版社で不採用にされたのち、やっと
1920年、長篇『スタイルズ荘の怪事件』でミステリ作家としてデビューを果たす。
1926年、第六作目『アクロイド殺し』(ポアロ第三作)で一躍文壇の注目を集めた。
以来、生み出す作品全てが愛された、「ミステリィの女王」。
ギネスブックは「史上最高のベストセラー作家」に認定。
1976年1月12日、静養先のイギリス・ウォリングフォードの自宅で死去。

クリスティは、1926年の12月に謎の失踪を遂げています。
様々な臆測が飛び交ったようですが、11日後に発見されました。
それを映画化した「アガサ 愛の失踪事件」(米・1979年)も
なかなか素晴らしい作品です。
ヴァネッサ・レッドグレーブがアガサ役。
ダスティン・ホフマンが彼女を探すジャーナリスト・スタントンの役。
二人の身長差ったら (><;   
長身のアガサと釣り合わないスタントンとのダンスの場面、印象深いです。


彼女は1928年に離婚した最初の夫、アーチボルドを
心底愛してたんだろうな・・・。
彼女が小説で描く犯人の男性像って、何とな~く彼と似てる・・・。
気のせいでしょうか・・・?

失踪し、記憶喪失に陥るほどアガサに愛されていたアーチー。
結局二人は二年後に、離婚してしまったわけですが。
彼は離婚後すぐに愛人と再婚してしまいました。orz
アガサがアーチーへの想いを、すぐに断ち切ったとは、思えないな。

その他、トリックに対するフェア・アンフェアが論じられていますが、
純粋に、凄いんだからいいじゃない!って思ってしまいます^^ゞ
文化の差ですかねぇ^^;

「アクロイド殺人事件」なんてね、 初めて読んだとき
驚きすぎて声が出せなくなった記憶があるもの。 ( ☉_☉) パチクリ
強烈だったな~。


ミステリィでは、マザー・グースの唄にからんだ
「そして誰もいなくなった」が、私の中で、最高傑作!
「エッジウェア卿の死」も好きです。
ポアロの意外な一面が見られますよね。危機一髪!

そう言えば、アガサは晩年、年に1作品のペースで、
クリスマスに合わせて発表をし続けたそうです。
きっと、クリスマスには、クリスティだったのですね。
素敵ですね~。(〃▽〃)
晩年は過去の殺人を扱う形式が多かったですね。


『わたしは生きていることが好き。
 ときにはひどく絶望し、激しく打ちのめされ、
 悲しみに引き裂かれたこともあったけれど、 
 すべてを通り抜けて、わたしはやはり生きているのは
 すばらしいことだとはっきり心得ている。』
                         (「アガサ・クリスティー自伝」より)

85歳の生涯を閉じるまでに、長編だけで70作近くの作品を残し、
灰色の脳細胞を持ち、見事な口髭を生やしたムッシュー
ベルギー人探偵・エルキュール・ポアロと、
モデルとなったのは、作者アガサの祖母と見られている
独身の老嬢探偵・ミス・マープルを創造。
100語以上の言語に翻訳され、世界中で10億部。
聖書とシェークスピアの次によく読まれていると言われる
アガサ・クリスティーは、まさに
「ミステリーの女王」の称号にふさわしい。


もっともっと生み出して欲しかったなぁ。


ここ数日、
偶然アガサ・クリスティの名を目にする事が重なったので、
懐かしさのあまり、書いてみました(笑)


作品の詳細は、悲しいことに…殆ど忘れかけているので、
何冊か引っ張り出して、読み返してみようかな。
『火曜クラブ』がいいかなぁ。『ポアロ登場』もいいなぁ。
探してみよう。
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by merrygoround515 | 2007-09-29 09:28 | Book