読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『化物語』 (上・下) 西尾維新

阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、
およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった―!?
台湾から現れた新人イラストレーター、“光の魔術師”ことVOFANと
新たにコンビを組み、あの西尾維新が満を持して放つ、
これぞ現代の怪異!怪異!怪異!
青春に、おかしなことはつきものだ!           『化物語』バケモノ ガタリ「上巻」

        
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阿良々木暦が直面する、
完全無欠の委員長・羽川翼が魅せられた「怪異」とは―!?
台湾から現れた新人イラストレーター、
“光の魔術師”ことVOFANとのコンビもますます好調。
西尾維新が全力で放つ、これぞ現代の怪異!怪異!怪異!
青春を、おかしくするのはつきものだ!          『化物語』バケモノ ガタリ「下巻」

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西尾さんのパワフルな文章力と、テンポのイイ会話が溢れていて
最後まで楽しく読むことができました。
読者置いてきぼり(?)な感じがする、小ネタ満載っぷりには、
西尾さん二作目という初心者の私は、驚いたわ!楽しすぎるぅ♡

私のね、ツボ嵌りっ放し ヾ(o;▽;)ノ"ギャハハ♪ヾ(。ゝ∀・)ノ┌┛☆ドンドン!!
購入後から読み出しまでに、随分と時間を要しました。
だって、上下二段組で400ページ以上の作品だもの!
ちゃんと時間作って読んであげないとなぁ…。って、ね。
と、他の文庫本に読書時間を譲ってばかりいた、優しい本書  ∴∵ゞ(゚ε゚ )ブッ
いざ読み出してみて、 こんなに短時間で読了するとは思わなかった。
其々の所用時間、4時間弱。 二晩で読了です。( v^-゜)イエィ♪

読破時間、読書ペース、森氏の速さを越えたかも。

以下、上下併せた5編の、短編ごとの感想をサラッと。
因みに、上:三話  下:二話 の全五話の、連作短編です。

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「ひたぎクラブ」
プロローグ。 戦場ヶ原ひたぎにとってのプロローグでもある。 
主人公・阿良々木暦君の無鉄砲な優しさが、全面に出てた。天然な面も(笑)
一話目では、頭が良いんだか、それほど良くないのか、計り知れない、高校三年生だった。
戦場ヶ原ちゃんは、高レベルの「ツンデレ」。 ここまではちょっといない。
レベルが高すぎて、もう、ね…ついて行けなくなりそうだった。
成績もトップクラスだし(〃▽〃) 後ろからトボトボついて行くのが、やっとよ。
「怪異」は、日常的にそこかしこに朧に存在しているものだそうです。反して神様は八百万。
そうなんだ。 この世は物凄い、世界なんだね…。
ここでの「怪異」は、戦場ヶ原ひたぎの「蟹」。

春休みに阿良々木君が吸血鬼に襲われたと言う、衝撃的な出会いは
残念ながら描かれないままでした。 
こりゃ最後だな!  (その通り!)


「まよいマイマイ」
母の日に、とある公園で小学生の女の子と出会った暦くんの、過度期な一日。
私、八九寺ちゃんが好き。常に前向きで、常に変わらない明るさがサイコー!
阿良々木君が八九寺ちゃんに対する気持ち、そうね…
目の中に入れても痛くないほど可愛い♡っていう気持ちが滲み出ていますね。
(こ奴、本当に優しい。結構、罪な優しさだわ)
ここでの「怪異」は、八九寺真宵の「蝸牛」。 彼女は人間ではありませんが。

「Ⅰ love you」 
「戦場ヶ原、蕩れ」  
ステキなカップル誕生です♡
「蕩れー」今度、日常生活でも使ってみよう。 アハハ


「するがモンキー」
この話が、一番好きです。 ここでの「怪異」は、神原駿河の「猿」。
戦場ヶ原ひたぎの持つ、クールな反面その実、情の深い人間性。
神原駿河の、一途な強い想い。  
表裏一体。 正にメビウスの輪でした。
ここでの怪異に意思はなかった。あったのは当事者の「願い」。 
優しさが暴走するも実質的には役立たずな暦くん。 
ったく。 なんとも言えません。(〃´o`)=3 フゥ
今後、神原ちゃんがハイスピードで可愛くなるの。言葉遣い、サイコー!
あっそれと、腐女子代表って感じで爆走するので要注意です(笑)

あなたは自分ひとりで抱えきれないほどの「悪意」を持った時、
「怪異」とともに在ることを望みますか?
今までの展開に比べて、ちょっと考えさせられた。 人の心は、難しい。


「なでこスネイク」
暦くんの周りの女性は、ツンデレにえろっ子にロリコンに妹キャラ。┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
もう、選り取りみどりだ(笑)  作者の好みなのか???
他人の好意に、ここまで鈍感で無頓着なキャラ… 暦くんのような男性はねぇ
2次元では許されるけど3次元では許されませんよ。性質悪いなんてもんじゃないわ。
こんなのが彼氏だなんて…
戦場ヶ原ちゃんが少し可哀相になってしまった。心配無用だろうけど。
ここでの「怪異」は、千石撫子の「蛇」。

はっきり言って、本作品は「怪異」の話より「会話」がメインの恋愛物語です。(多分)
文章でなければ不可能な言葉遊びが「会話」としてテンコ盛り。
異次元の面白さをたっぷりと堪能しました。 (((*≧艸≦)ププ…ッ!

でも、下巻の一話目、そう…この話は違いました。
もちろん、言葉遊びは冴え渡っていましたが、ね。
「怪異」に関して、初めてゾッとしたんです。夜読んだことも関係あるかな?
千石ちゃんが中学生という思春期の真っ只中にある所為かもしれないが…
「呪う」気持ちには、本人にも計り知れないパワーがあるんだと、怖くなってしまった。


「つばさキャット」
エピローグ。
ゴールデンウィークに羽川翼の身に現れた「ブラック羽川」という猫。
忍野さんの許、暦くんと忍ちゃんとで退治(?)というか、封じた「怪異」。
その「ブラック羽川」が再び降臨。 
暦くんの人間性がはっきりと示されたエピローグになっています。
 
暦くんと吸血鬼の出会いは、はっきりとは描かれなかったが、充分に示唆に富んでいた。
羽川ちゃんの真面目さ故のストレス。 葛藤。 嫉妬。 未来。
女性として、手に取るように理解できる。
「ブラック羽川」の再臨は、誰にも、防ぐことは出来なかったんです。

不覚にも、思わず涙が流れました。 

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「怪異」いることが当たり前だと思われた瞬間に、ただの現実となる…
忘れることはできない。この世に闇があり、そこに住むものがいるということ。


 ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆
西尾さんは、こんな感じの作品が多いのかしら?
こんな感じの作品ならば、是非もっと読んでみたいな。
こんなに楽しい「会話」を読んだのは、初めてです。
名言だらけでもある本書、お気に入りで~~~す♡ アハハ
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by merrygoround515 | 2007-10-19 10:28 | Book