読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『ZOO』 1.2 乙一

ZOO〈1〉 (集英社文庫)
乙一 / / 集英社
ISBN : 4087460371

ZOO〈2〉 (集英社文庫)
乙一 / / 集英社
ISBN : 408746038X


スコア選択: 1&2  ★★★★





乙一氏、初作品。  実に多彩な短編集だった。
面白い。 遊園地のお化け屋敷に入ったような恐ろしさだった^^;
本書で乙一氏デビューをして、良かったと思う。

「ZOO 1」
  カザリとヨーコ
  SEVEN ROOMS
  SO-far そ・ふぁー
  陽だまりの詩
  ZOO
 
「ZOO 2」
  血液を探せ!
  冷たい森の白い家
  Closet
  神の言葉
  落ちる飛行機の中で
  むかし夕日の公園で (文庫特別収録作)

  
面白くて、怖い… 何とも言えない唸るような物語ばかり。
どの作品も、揃ってラストでハッとさせられる。
残忍な虐待や殺人・・・ とってもグロいのに何故か悪い余韻を引かない。
きっとそこが、乙一氏の天才と言われる所以なのだろう。

「カザリとヨーコ」 では 「王子と乞食」 を思い出した。
「SEVEN ROOMS」を、どういうわけなのか身近に感じてしまい、
とにかく、一番怖かった。 私には、あの強さは無い・・・。
特に、他の物語で兄弟の確執や陰湿さが大きかったので、
姉の「愛」には涙が流れてしまった。
「冷たい森の白い家 」 では 「ITと呼ばれた子」 を思い出すほど…
虐待シーンの描写は、半端じゃなく残忍でした。
唯一かな? 「落ちる飛行機の中で」 は、意外にも遊び心満載で、
リラックスして楽しめました(笑)。

なにかで「引き出しの多い作家さん」と評していたのを目にしましたが
本当に広くて大きい引き出しをお持ちな方だと、感じました。

まっどれも「世にも奇妙な物語」で使われそうな作品ですね(^^
いろいろなことを考えさせられ、正直読後は疲れました(笑)。


次は 映画化になった 『暗いところで待ち合わせ』 を。(白乙一に挑戦します!)
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by merrygoround515 | 2007-11-19 14:39 | Book