読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『被害者は誰?』  貫井 徳郎

被害者は誰? (講談社ノベルス)
貫井 徳郎 / / 講談社
ISBN : 4061823175
スコア選択: ★★★★







貫井氏の既読作品の感想を残そうと、書棚へ行った。
なんと、恥ずかしいことに、私、本書を2冊所有していた…。

NOVELS刊行時に購入し、比較的早く、読了した記憶がある。
積読時間は短かったはず。 
なのに、文庫版があった。  一体、いつ買ったのだろう???
きっと文庫落ちの際、大喜びして買ったに違いない…。
NOVELSで既読の記憶がバッチリあるというのに。 はて???
ったく、すでに老化がここまできていたとは。   
我ながら情けない;;

さて、本書。
吉祥院慶彦と桂島刑事のコンビモノです。
最高に面白い。
男性のコンビって、必ずどちらかが優位に立っていて、片方が低姿勢ですよね。
たとえ同級生であっても(笑)。 もちろん先輩後輩であれば、必然的に(笑)。

本書の主役二人のキャラは凄い。
超売れっ子人気作家で頭脳明晰、自他共に認める容姿端麗。で、傍若無人。
その性格には難あり! な、推理小説家・吉祥院慶彦(笑)。
その後輩、警視庁捜査一課の刑事でちょっぴり冴えない桂島。 (ってこれだけ?)
二人の会話だけでも、事件より楽しめる。

また、本書は一風変わった設定だ。  事件の犯人探しでは、ない。
被害者や探偵、目撃者等を、探し出すというか、暴くのだ。
桂島から相談を受けた吉祥院が、安楽椅子探偵とばかりに(笑)
その謎を言い当てていくものなのだ。切り口がちょっと変わっていて、面白い。
要するに、犯人以外の登場人物を推理する、形式なのだ。
(のようにみせかけ、実は犯人を探すのだが・・・ね)


   「被害者は誰?」
   「目撃者は誰?」
   「探偵は誰?」
   「名探偵は誰?」               

の四話収録。どの作品も、どっぷり、本格ミステリィ。 
さあ、思い切り騙されてください。


終始、ワトソン役の桂島を、おちょくり、苛める吉祥院を楽しめる。
最後の話では、流石にちょっと桂島くんが、可哀相になってしまったが…。
オレ様吉祥院と、天然桂島のコンビ、最高です!


あっ、もしかしたら、本当の被害者は…桂島くんかもしれない。 ∴∵ゞ(゚ε゚ )ブッ
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by merrygoround515 | 2007-12-06 12:51 | Book