読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『QED―百人一首の呪』 高田崇史

QED―百人一首の呪 (講談社ノベルス)
高田 崇史 / / 講談社
ISBN : 4061820443
スコア選択: ★★★







ずっと気になっていたこのシリーズ。
やっと一作目を読むことができた(笑)。
いやはや驚いたことに、
NOVELSの解説は、愛する北村薫氏ではないか!
文庫化されているが、
NOVELSを積読しておいて本当によかった。 アハハ
本書は、第9回メフィスト賞受賞作。


希代の天才・藤原定家が残した百人一首。
その一枚を握りしめて、会社社長は惨殺された。
残された札はダイイング・メッセージなのか?
関係者のアリバイは証明され、事件は不可能犯罪の様相を呈す。
だが、百人一首に封印された華麗なる謎が解けたとき、
事件は、戦慄の真相を地上に現す!  メフィスト賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
                           


テーマは 「諸法無我」
殺人事件にからめて、(絡まっては、いないかな?)
とにかく百人一首に隠された謎をといていく物語。 
う~ん、ひと言で言うならば、ただそれだけ。

あるルールに沿って、
百人一首を曼荼羅図のように並べていくと、
怨霊にぶちあたるという結果が、実に面白い。
日本の歴史の裏に流れる怨霊という題材、
予想外に私のツボにはまった。

百人一首は大好きだ。
だが、歴史背景を考えたことは、一度も無かった。
これほどまでに奥が深いものだったとは。 
圧巻。(百人一首にね) 
次々と語られる歌の背景や、作者や定家との繋がりがまた凄い。
作中の暗号ネタは、百人一首暗号研究者、
織田正吉著『絢爛たる暗号―百人一首の謎を解く』の
引き写しばかりらしいが、
配列については、高田氏の見解。  上手いですね。
でもちょっと、冗長すぎる。 
私の低い知能では、この長い薀蓄を一読で理解することは無理;;
でも、楽しむことは出来た。  

殺人事件も、ちゃんと明らかになるのだが…
ちょっと無理があるかな?  とも感じた。
ミステリィとしては、ううむ…  大したことない。
(言っちゃった;;)
無くてもいいのでは? とまで感じたもの。
でも、百人一首の謎がメインなのだろうから、よしとしよう。  
登場人物の個性も、いたって典型的。突飛さも何もなかったが…
まぁ、許容範囲ってことにしておこう。  アハハ 

なんか、偉そうな感想になってしまったが、
決して面白くなかったわけでも、嫌いなわけでもない。
薀蓄を楽しませながら読ませるところ、魅力的ですね。
それに私、主人公の桑原崇くん、好みなんです(笑)

このシリーズ、13~14冊刊行されているみたい。
ちょっと追うのが楽しみかも。

歴史を紐解く感じの物語、興味津々だわ。
それにどうやら、このシリーズで起こる殺人事件は、
付足しみたいなものらしいじゃない?!   ふふふ

殺人事件はおまけで、薀蓄話を楽しむシリーズなんて…
あまり聞かないかも。
「薀蓄シリーズ」 
疲れそうだけど、ゆっくり読んで行こうと思います!

でもこれ、刊行順に読まなければいけないのかな?
シリーズ三作目が、ホームズネタらしいので、
『ベイカー街の問題』 を読んでみたいんだけど・・・
ダメなのかな?



※著者公認ファンサイトで目にしたのですが、
  目次の上から五文字目を、右から読むと二度楽しめるんですって♡
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by merrygoround515 | 2007-12-16 10:24 | Book