読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『DDD 1』 奈須きのこ  (2007年最終読了作品)

DDD 1
奈須 きのこ / / 講談社
ISBN/ASIN:4062836092
スコア選択: ★★★★






人の弱さを痛感した物語 

突発的な精神障害。
アゴニスト異常症患者。 通称「悪魔憑き」。
感染者の人格(精神)だけでなく、肉体をも変貌させる、原因不明の奇病。
この「悪魔憑き」が蔓延る世界で、左腕をなくした青年・石杖所在(アリカ)と、
肢体の不自由な迦遼海江(カイエ)が悪魔祓いを行う物語。全三話。


最初にマイナス面から。
文字がね、独特のフォントを使っていて、いきなり参りました。
見慣れないので、しばらくはとても読みにくかった(笑)。
でも読み進むにつれ、それなりに雰囲気が味わえて、
次第に違和感は感じなくなったけど(ただ慣れただけ?)。
あまり好きではないな。
それと、一話目。
キツイ。一切の説明がないまま、物語がが進んでいくので、
常に「???」 状態。  (-"-)
ここまで読者を無視した展開はあまりない。 でしょ?
どうにもノリきれず、頭を抱えたことは、事実であり残念なところだ。
また、感染者が、その日常であまり普通ではなかった点。
皆、何かしらコンプレックスを抱えていた。
その欠点や弱さに「悪魔」が憑くのだが。 
何故か悲哀感に駆られる…。憎みきれない悪魔たちばかりだった。
出来れば弱さではなく、残忍性を衝いて欲しかった。
まぁ、あくまでも私的な感想ですが。

私自身、奈須きのこ氏、初挑戦だったので、
とにかく読み通そう!と意気込んだ。
結果、挫折せずに済んだのかもwww


物語の内容については、何を書いてもネタバレになる…。
とても私には上手く書けないので、
何とか雰囲気から汲み取っていただきたい(苦笑)。
率直な感想は、
奈須氏の作品には、きっとはっきりとした
「好き」「嫌い」が現れるのではないだろうか。
文体、構成、キャラ、e.t.c.  
それから、物凄くグロい描写が多々あることも。
一番は、伏線の張り方かなぁ。
読者をここまで混乱させるやり方は…なんとも言えない。
ううむ、考えれば考えるほど、賛否両論への確信が強くなるな。

私が人に薦める際は、駄目元で薦めたい作品。
本書で嵌れば、素晴らしい出会いとなるはず。 
奈須氏、ついて行きますよ~!
私は本書、大好きですから(笑)。
読後、一話目の辛い気持ちは何処へやら~! 
「いい!いい!面白ーい!」   思いっきりお気に入り(*^^)v
最終章が特に好きだ。二度読みしたほど^^;  
戸馬的さんにキュン♡ 恰好イイんだ! アハハ
石杖所在(アリカ)と貫井未早(通称・ツラヌイ)のコンビもイイ!
物語の雰囲気を一気にグロから明るい方向へと変えてくれる。
それに加え、
迦遼海江(カイエ)の冷徹な天然ぶりには、何故かほっとさせられる。


タイトルの 『DDD』 は、
Decoration
Disorder
Disconnection
とのこと。
上から訳すと、装飾、混乱…病気、切断。 みたいな感じかな?
意味は無さそうだ;;  (あるのなら誰か教えてください) 


本書は全4巻で完結するらしい。
この1巻では、明確になっていない箇所が多々ある。
事件以外に未解決なネタがたくさんあるのだ。 気になってい方が無い。
早く2巻を読みたい。



奈須氏が『ファウスト』誌上で掲載していた挿絵のギャラリーは こちら
[PR]
by merrygoround515 | 2008-01-08 08:55 | Book