読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『ナラタージュ』 島本理生

ナラタージュ (角川文庫 し 36-1)
島本 理生 / / 角川書店
ISBN : 4043885016
スコア選択: ★★★★★




祝★文庫化
\^○^/待ちわびました!
発売後、慌てて買いました(笑)。

読後、文庫落ちなど待つのではなかった、と深く後悔。
素晴らしかった。
島本女史、初読作品でもあるが、ついていきます!
一作目から、ついていく宣言は、時期尚早かな?
まぁ、今後のことは、追々ね。


恋愛小説を好むタイプではないが
決して嫌いではない。 薦められればガンガン読むし
評判を目にすると、自分も評価したくなる。

この作品も、普通の恋愛モノだろうと、高を括っていた。
それなのに・・・
プロローグのセリフから一気にやられました。
もうこれ以上の作品はない!って言えるほどの
正統派恋愛小説だった。

設定から人物像、主人公を取り巻く環境に
登場人物たち全て、が何一つの違和感なく、綴られてる。
とても細かく、くどいほどに緻密な描写なのに
サラッとしていて、不思議。 リアルすぎるんだ。

過去(学生時代など)、一人暮らしの経験のある人も、
今現在、一人暮らしをしながら学んでいる人も、
主人公達の生活には、共感三昧ではないだろうか。
私自身、懐かしさと、本書との邂逅が相まって、
物語の世界にどっぷり、はまり込んでしまった。

人を愛するとは、どういうことなのか。
少なからず答えの一部は、本書にあります。

言葉がなくても、真意を感じることが出来る相手って、
人生の中で、そう何人もめぐり合えるものでは、ないですよね。

ラストの泉の涙に、最近感じたことの無い
苦しい情が溢れました。 
あまりに綺麗な恋愛関係(純愛というい意味ではありません)の所為なのか
読後の爽快さが、また不思議な作品です。

これは、ちょっと忘れられない作品になりました。



しかし、平成12年に刊行された単行本を、
平成20年に文庫化って、随分な時間を要したのね。うむ、何故?
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by merrygoround515 | 2008-03-19 13:06 | Book