読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『夏と花火と私の死体』 乙一

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
乙一 / / 集英社
ISBN : 4087471985
スコア選択: ★★★☆(3.5かな…)




九歳の夏休み、少女は殺された。
あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく──。
こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような
四日間の冒険が始まった。
次々に訪れる危機。
彼らは大人たちの追求から逃れることができるのか?
死体をどこへ隠せばいいのか?
恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を
驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作、文庫化なる。
(「BOOK」データベースより)


なんて言ったらいいのか…
とにかく上手い言葉が見つからなくて。
読後一週間も過ぎた今、勢いに任せて書くことにした。(4月3日現在)


確かに上手い。 素晴らしい観点。
それも17歳という年齢の男性が書き上げたのだから、
尚のこと、凄さは増す。
解説では、
小野不由美女史がベタ褒め&絶賛しっ放しでしたが、
どうしても素直に賛同できない自分がいました。  
何故なのだろう…か。


考えてみると…
作品の展開も結末も、凡そ先に読めてしまったことが、
最大の原因ではないかと、思う。
最も、サラーっと読んでしまった私がイカンのだが。
きちんと熟読すれば、女史の言わんとする
著者の驚異的な描写力、観察力や構成力や得がたい個性を
感じることができたのではないだろうか。

また、言い訳でもなんでもないが、
乙一氏の著書を、既に何冊も既読だ、ということも…
大きな要因だと思う。
このデビュー作より、遥かに近年の作品のパワーの方が上だ。
その素晴らしい筆力と発想力に圧倒され、
著書を読み進んできたのだから。

もっと早く・・・
ないし一番最初に、本書で乙一氏に出会っておけばよかった。
後悔先に立たず。・゚・(*ノД`*)・゚・。


一読後私は、表題作よりも 「優子」 の方が好きでした。
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by merrygoround515 | 2008-03-26 12:35 | Book