読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『クレオパトラの夢』 恩田陸

クレオパトラの夢 (双葉文庫)
恩田 陸 / / 双葉社
スコア選択: ★★★★





シリーズ第一作「MAZE」で非凡な才能を見せた神原恵弥。
その彼が北国のH市を訪れた。
不倫相手を追いかけていった双子の妹の和見を連れ戻すためだが、
もう一つ重大な目的があった。
それはH市と関係があるらしい「クレオパトラ」と呼ばれるものの正体を掴むこと。
人々の思惑や駆け引きが交錯するなか、恵弥は何を知ったのか。
粉雪舞う寒空に広がる、恩田陸の無限のイマジネーション。
(文庫本、裏表紙より)


『MAZE』の続編。(と言っても、前作との関連性は全くなし)
神原恵弥のスピンオフって感じの作品。

う~ん、スコア④をつけましたが、甘いかな。
恵弥に会える!と喜び勇んで購入し、
殆ど恵弥と和見の物語だと知り、大喜びで手にした。
結果からいうと…
とにかく、「クレオパトラ」の設定に無理があると思う。
ネタバレになってしまうので記さないが、
もっともっとスケールの大きい物語にすべきモノだ。
また、恵弥の特殊能力の扱いも低レベルな気がする。
どうやら彼は、ハンターの腕は確かかもしれないが
探偵としては三流。 向いていないわね(笑)
彼の推理を、十分に楽しませてもらっていたが
実際の真相は違うんだもん。 
でも、キャラ的には、大好き。 
容姿端麗、頭脳明晰、腕っ節も強い、オネエキャラ。
超格好イイ男前なのに、口から出るのはオネエ言葉。
見た目とのギャップが、恩田さんの筆致により
リアルに浮かんで楽しめました(笑)。
でもってこの恵弥の魅力的なキャラが、
本書のスコア④の、一番の理由でもある。

どうしても恩田さんには多くを期待してしまう。
ミステリィだと信じて読み進んだが、
まさかこんなドラマのような展開が続くとは。
やはり期待をするのなら、満じゃないと、ダメなのかしら。
でもまぁ、本書はミステリィではない、と認識すれば
面白かった気がする(苦笑)。
如何せんラストは、勿体無さ過ぎる。

私にとっては、
万人へのオススメ作品、とは、言えない。


う~ん、次言ってみよう! あはは
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by merrygoround515 | 2008-06-09 09:34 | Book