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by merrygoround515

『神様のパズル』 機本伸司

神様のパズル (ハルキ文庫)
機本 伸司 / / 角川春樹事務所
ISBN : 4758432333
スコア選択: ★★★★






留年寸前の僕が担当教授から命じられたのは、
不登校の女子学生・穂瑞沙羅華を
ゼミに参加させるようにとの無理難題だった。
天才さゆえに大学側も持て余し気味という穂瑞。
だが、
究極の疑問「宇宙を作ることはできるのか?」をぶつけてみたところ、
なんと彼女は、ゼミに現れたのだ。
僕は穂瑞と同じチームで、
宇宙が作れることを立証しなければならないことになるのだが…。
第三回小松左京賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)


ジャンル的にはハードSFらしいが・・・
青春小説(学園モノ)なのではないだろうか。
とは言っても、ここまで壮大なSF的なテーマには、
いままで出会ったことがありません。
が、ジャンルで言うと、
うむむ、どっちつかずなんだものなぁ。
この点だけは中途半端な読後感でした。 
(きっと青春小説ですよね?)
それと前半と後半で、作品のイメージが随分変わる作品でした。
ひと言で言うならば、“ユニークな物語”でした(苦笑)。

難しいテーマなので、堅苦しい展開とおもいきや、
なかなか軽快! とてもテンポ良く進みました。
“宇宙を作る”という難題の割りに、
主人公を取り巻く学生の日常は、
実にリアルで普通っぽい。親近感がもてました。
しつこいが“宇宙を作る”んですよ!
これほどまでに壮大かつ荒唐無稽なテーマでありながら…
決してSFではない、と強く思うのだが。
それって間違いなのだろか…。

次々に難しい言葉や話が続くのだけれど、
落ちこぼれの主人公、綿貫基一くんの知識が、
私と大差がなくて(苦笑)
丁度良いタイミングで「何それ?」と質問してくれるから、
さっぱり解らないってことはなく、面白く読み進めた(笑)。
とは言っても文系なので、基本チンプンカンプンですが、ね。

ラストはなんて言ったらいいのか…
切ないながらも、スッキリ。
いや、でも…結構寂しい感じが強いかなぁ。

映画化されたというので、読んでみたのですが
ここまで面白いとは、予想外でした。
これはどんな映画になっているのか…
実のところ、興味津々です(笑)


どうやら第二作の『メシアの処方箋』では
“救世主の作り方”を扱っているそうですが…
どんな感じなのだろう。
とりあえず文庫なので、リストアップしておこうっと。
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by merrygoround515 | 2008-06-16 20:24 | Book