読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

『愚者のエンドロール』 米澤穂信

愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)
米澤 穂信 / / 角川書店
ISBN : 404427102X
スコア選択: ★★★★




「折木さん、わたしとても気になります」
文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。
その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。
誰が彼を殺したのか?その方法は?
だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。
続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した!
さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリの傑作。
(「BOOK」データベースより)


古典部シリーズ第二弾。
先日『犬はどこだ』を読んで、一冊では止められなくなり…
米澤作品を読みたくて、読みたくて。(順番は割り込みですが)
本書も手にとって読んでしまった。
一気に読んでしまったので、ちょっと勿体無かったかも;;
古典部シリーズは、
まだ第三弾が控えているので、良しとします!(笑)

神山高校古典部のメンバー、
主人公・奉太郎、千反田える、奉太郎の相棒でライバルの里志、
里志に惚れてる漫研の伊原。
今回はこの4人の個性が際立っていたと思う。

文化祭の準備の真っ只中。
古典部一同は、
クラス展示のために制作された、
ビデオ映画の試写に招待された。
招待と言っても、千反田さんの手引きなのだ。
果たして古典部は、積極性は個々に差こそあれ
あるクラスの自主制作映画を観ることに。

この映画、未完だった。途中で終了。
結末がないのだ。 なんとも後味の悪い…。
実は、作品への志半ばで、
脚本担当の生徒が倒れてしまったとのこと。
そこで、
脚本の続き、つまりはこの映画の結末を
古典部によって探ることになる。

途中まで作られた、殺人事件の起きる映画。
一体犯人は誰にしようとしていたのか?
脚本担当の“意思”を探るってところが、面白い!

内容も、前作より深く、濃くなっているのは
気のせいではないでしょう。
このシリーズは本当にキャラが立っていますね。
感心し切ってしまった。
この神山高校の生徒達も、なかなかどうして
魅力的なキャラが多いのだ。

今回は、ホータローの活躍の裏に
もう一つの回答がある。
二重構造と言える、小さな謎と、大きな謎。
どうぞ、じっくりとご堪能ください。


読み出したら、止まりませんよ(笑)
さて、次は『クドリャフカの順番』です。
楽しみだわ~(^▽^)
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by merrygoround515 | 2008-06-27 17:24 | Book