読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

<   2007年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ハッピー フィート
/ ワーナー・ホーム・ビデオ
ISBN : B000QUU7TS
スコア選択: ★★★★








e0115884_1014232.jpg

★オフィシャルサイトは こちら♪


他のペンギンのように歌うことは出来ないけれど…
ダンスならピカイチの皇帝ペンギン、マンブルのアドベンチャー。
愉快なペンギンキャラクターたちによる
ドラマ、コメディ、冒険、友情、ほのかなロマンス!
馴染みのポピュラーソング、そして見事な踊りっぷり!
ミュージカル仕立てのフルCGアニメ!

と、いった予備知識をもって、息子と二人ワクワクしながら行ってきました♡


基本的には、みにくいアヒルの子。
愛の歌を歌い、歌でパートナーを見つけ、
愛をゲットする慣わしの皇帝ペンギンの世界では、歌は大事なものだった。
しかし、致命的に歌が下手な子どもが、生まれてしまった。(><;
名前はマンブル。  
でも、そのペンギンには、ダンスに関する天性の才能があったのですぅ♪
しか~し…ペンギンはダンスをしない。    
変わり者扱いされ、はみ出し者に。orz
歌えないまま成長したマンブルは、嫌われ・・・
落第が決まった卒業式の夜、流氷にのったまま流されてしまうの。  
異国の地で出会ったアデリーペンギンの5人組! アミーゴス♪ ↓
彼らに励まされ、ダンスの楽しさを披露します!  可愛い、可愛い♡


e0115884_1015844.jpg




しかし、帝国へ戻ったマンブルを待っていたのは…なんと、追放命令。
おりしも帝国は、深刻な魚不足。
伝統を乱すマンブルのせいで、魚不足になったのだと、言われてしまう。
歌えないだけなのに…。
マンブル君、気の毒です。 とても可哀相。 
戻っても、皇帝ペンギンのお友達は1羽もいなかったし…。
ここから、追放され、マンブルの冒険の旅が始まるのだぁ~!  
ミュージカル仕立ての楽しい展開が、ガラッと変わり、
後半は、環境問題がテーマに。
まっそこがアカデミー賞で評価されたポイントなのかもしれないが。
急展開というか、雰囲気の変わり方に、ねぇ。
大人や小学生以上の児童には、とっても分かり易いです! 
上手いなぁ~と、感じたわ。

でも…。
小学生未満の子供たち、ついて来れるのか…?  
どういう意味なのか、分かっているのかしら?
うむむ・・・怪しいところ。   (〃´o`)=3 フゥ
案の定、愚息… 「???」 になっていました(爆)

これ以上は、ネタバレになるので、止めておきます。


* * * * * * * * * * * * * * * * * *


歌やダンスのシーンは、理屈ぬきで楽しい。オススメです。
スクリーンで観てこそ!だと思う。
CGが超リアル!  
カモメやアザラシに襲われる場面では、ハラハラ&ドキドキ!
ゾウアザラシも凄いの~!  圧巻はシャチ!!!  
絶句状態。  壮大でした~。
リアル感ばっちり♪
ストーリーは別にして、見応えは充分、あると思います。

懐かしい曲の数々には、つい、口ずさみたくなってしまった~♪
サントラ聞きたいなぁ~♪

ストーリーは、単純明快です♪   
でも…息子には、ラストの感動が味わえなかったの。
岐路、「説明して!」 攻撃を受けてしまった。(^^; 

帰宅後、地球儀を持ってきて、ばっちり説明させていただきました(笑)
小さいお子さんには、教えてあげる楽しみも味わえますね。
 わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪




私自身の感想としては、☆二つかな。 
とっても②楽しかったけど♡ね!   アハハ
[PR]
by merrygoround515 | 2007-03-28 23:58 | Movie
もつれっぱなし
井上 夢人 / / 講談社
ISBN : 4062753626
スコア選択: ※※※※





読みながら、はっきり&くっきりした情景で、
作中の人物たちを想像できる。
このはっきりとした楽しさは「会話」という
この作風ならでは?じゃないかな。

本書、どこを捲っても、会話。  
会話以外の記述が、一切ない。 全ての会話が、自然。 
無駄な装飾や脚色がない。いたって普通。
はっきり言うと、展開や結末は…残念ながら
読めてしまうものが多い。 
でも、でもね、 
「ちぇっやっぱりな~」とは、ならない。
思ったとおりなのだが、それでイイのだ。\_(・ω・`*)ココ重要!

リアルな会話がもたらす驚きと、不思議な現実感は… 
お見事です。 あっぱれ!!
あっという間に読めてしまうので、移動の合間や空き時間にでも、
ツマンデみてください。
会話という技法は、この後味を味わうために存在するのかもしれない。
後味は、最高です。

テーマは「証明」 
“宇宙人”“四十四年後”“呪い”“狼男”“幽霊”“嘘” 全6篇。
一組の男女間の会話から、味わい深~い「検証」を、ご堪能ください。

「 宇宙人の証明 」
  婚期にさしかかっているであろうカップルの会話。
  彼女は宇宙人を助けたのだそうだ。
  宇宙人の話題から、結婚に関する話への
  持って行き方や駆け引きが、笑える。
  なかなか頭の回転の速いカップルだ。  
  しかし、宇宙人がナメクジには、驚いた(笑)

「 四十四年後の証明 」
  切ない。涙もろいので(苦笑)ポロっと、一滴流してしまった。(^^;
  十四歳の少女と二十四歳の男性の電話の会話。 
  彼女は、未来から四十四年前の祖父へ電話をかけているのだ。 
  何故会話だけで、こうも現実的に表現できるのか…
  内容は、ちょっと勘ぐれば読めてしまう。
  でも…後から後から唸ってしまった。

「 呪いの証明 」
  職場の上司の死について、部下の女性とその彼との会話。
  彼女は上司を「呪い殺した」と言う。
  彼は「事故死」を証明しようとするのだが…。
  二人の独白を聞いているうちに、
  やはり先は読めてしまったのだが。
  面白いので、構わない。(笑)
  
「 狼男の証明 」
  男性アイドル歌手と、その女性マネージャーの会話。
  彼は、満月の夜のコンサートを中止にできないかと言い出す。
  なかなか理由を話さなかったが、問い詰められ、
  狼男に変身するからだと切り出す。
  その後のマネージャーの女性の強さに、コレが「女の力!」と、
  感銘してしまった。
  このラストは、個人的に好き。読ませるね~。  
  「狼男」本当にいたらすごいなぁ~(笑)  

「 幽霊の証明 」
  大学生のカップルの会話。
  私は個人的にこれが一番のお気に入り(笑)
  彼の部屋を訪ね、事故死したと、告白する彼女。
  そんな彼女に対して、
  様々な話術で「生きている」ことを証明しようとする彼。
  この彼の捲し立てる話し方が、私のツボでした。
  結末は読めてしまうが、イイ。分かったって、面白い。 
  またこの終わり方が、実にイイ!
  
「 嘘の証明 」
  女子高生と教師の会話。
  会話を存分に楽しめるのは、このラストが一番かな。
  今までの5篇とトーンが違った。
  この結末だから、私はこの教師に違和感を感じたのだと納得。 
  上手いですね。
  〆としても、ストーリー的にも、見事に大とりを飾った作品。
[PR]
by merrygoround515 | 2007-03-26 11:26 | Book
e0115884_13163089.jpg

スコア選択: ★★★★

☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆|☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★

アン・タイラー/Anne Tyler 1941-
1941年アメリカミネソタ州生まれ。
コロンビア大学院でロシア文学研究に専念した後、図書館勤務を経て、
1964年より小説を書き始める。
1982年の『 ここがホームシック・レストラン 』 以来、
アメリカでは発表する作品がベストセラー。

☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆|☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★


彼女の作品は、どの作品も、あらすじを聞いたら、
おそらく誰も気にも止めないような…極めて、至極、地味なお話。
普通の人々の、普通の生活を、普通に書いている、のが特徴と言えるのでは?! 
なのに、読み始めると、途中で頁を閉じるのが、惜しくて大変。
それだけ、不思議な魅力がある。不思議だ。

我が愛する北村氏のように、
一見つまらないエピソード(笑)から、細部を丹念に積み上げてくことで、
登場人物同士の関係をリアルに描きだす。  それはそれは、驚くほど緻密。 
人物描写のリアリティは、ずば抜けて上手い。


<あらすじ>
教師の父親と優しい母親、三人の子供達。
(長男ダニー30歳、次男イアン17歳、長女クローディア・既婚)
典型的なアメリカン・ファミリー♪ ベドロウ家の24年間を綴った物語。

長男ダニーが、二人(3歳と6歳)の子連れのルーシーと結婚したことから、
一家の幸福が崩れはじめる。
7ヵ月後、ダニーとルーシーの間に子供が生まれる。
しかしルーシーは、イアンにベビーシッターをさせ、子供(ダフニ)の世話もせず、
気分転換を口実に外出三昧。
そんな彼女を見て、イアンは浮気をしているのでは? と感じる。
そしてある日、イアンは兄ダニーに、ルーシーの浮気を告げる。
するとダニーは自らの命を絶ってしまった。
その後、しばらく三人の子供たちと暮していたルーシーも、自殺をしてしまうのだ。 

アン・タイラーの作品には、ショッキングなことが起こることは、ない。
本書内でも、この部分が唯一のショッキングなのである。

残された三人の子供のうち、連れ子であった上の二人は、
ルーシーの前の夫に引き取ってもらおうとしたが、彼の所在が、わからない。
結局、三人の子供はそのままベドロウ家に引き取られる。
両親は、子育てをするには…既に年をと取り過ぎていた。
兄の死に責任を感じたイアンは、贖罪を求め、
たまたま入った教会の牧師の勧めに従い人生の転機を迎える。
大学を辞め、子供たちの面倒をみる決心をするのだ。 
教会の名は「セカンド・チャンス教会」(苦笑)

言ってはなんだが、ここからは、ただの日常。日常。日常。日常。日常。日常! 
18歳だったイアンが、22歳、30歳、そして40歳になる。
生まれたばかりだったダフニも成人に。

ほぼ内容の全体とも言える、日常。
この、日常の面白さといったら!アメリカのホームドラマそのもの。
子供たちとイアンには血の繋がりは無い。
なのに誰よりも、強くしっかり繋がっている。
明るく、楽しく、ステキな家族なのだ。
一人一人のキャラが…イイ!  細かい描写に魅了されまくり。

日々さりげな~い、暖か~い、可笑しさが溢れています。  
子供ってサイコー! 本当に面白い!
ごく普通の日常や人生模様が、
これほどまでに読み応えある物語になってしまうとは。
さすがです。
アン・タイラーの得意とする描写は「子供」。  右に出るものは、いないと思う。

自分自身の人生を、この物語のように傍観してみたい気分になった。 

本来なら、重苦しくなるはずのテーマも、彼女の手にかかるとユーモアたっぷり。
且つ淡々と、休みなく描かれている。
24年間という、長~い時間をかけて、家族の姿を追っている作品です。

読後、様々な情景が、映画のシーンのように浮かび、頭から離れない。
今また、「ヘリコプター」を思い出しちゃった(笑)
  
少しでも、興味をお持ちいただけたら…  
是非、本書、読んでみてください。m(_ _)m
[PR]
by merrygoround515 | 2007-03-14 13:15 | Book
ワセダ三畳青春記
高野 秀行 / / 集英社
スコア選択: ★★★★





何て言っていいのか。すごい。
早稲田大学の学生貧乏話って、原田宗典氏だったのだが・・・。
上には上? はっきり言って、原田氏・・・完敗だ。

高野氏、かなりやばい・・・。
無鉄砲者というか、そうですね、変人であって、凄い人?かな。
この作品が自伝的 「小説」っていうんですから。 さぁ大変!

本書は・・・
「酒飲み書店員さんたちが強引にオススメする1冊」 なんだって。
この、酒飲み書店員とは、
本と酒をこよなく愛す千葉近辺の書店員&出版社の集まり。
第一回コンペにより最多得票を獲得したのが本書です。(帯より) 
それだけでも一読の価値ありそうじゃない? ハハハ

まずは作風、
一言で言うと、椎名誠氏の『哀愁の町に霧が降るのだ』(新潮文庫)みたいだ。
雰囲気しかり、ガーッと読ませる文体が、とてもよく似ている。
魅力的で個性的な文章。
読み出したら、もうあっという間!気付けば、読了だった。
読ませ方も酷似しているかな。
まぁ、私が椎名氏のファンだというこもあるかもしれないけど。
『哀愁の・・・』と、似た感を得た人は、多いらしいので、概ね間違いではないね。


内容を可能な限り・・・。
タイトル通り早稲田大学へ徒歩5分圏に建立する、
「野々村荘」での著者の体験記。
一階は、三畳間が二部屋に、四畳半が一部屋。
二階が、三畳間三部屋に四畳半が一部屋の木造アパートでの生活記録。
追記として、トイレ及び炊事場は共同。もちろん風呂無し。
ここの住人が、著者を含めて奇人変人。
まぁ、凄い思考回路と訳の分からんモットーを翳してて。
笑いが止まらない。   
個性派揃い!入れ替わりもありますが、新旧共々皆、凄い。(笑)
高野氏は、三畳一間、家賃月1万2千円の生活を11年続けました。とさ!

住人例、このアパートを高野氏に紹介した、
一階の住人で後輩の、長野県出身イシカワ氏。
あっ彼、カーリーヘアー。(後にポニーテール) 
で、高野氏はレゲエ風アフロヘア。(当時)
40代で司法浪人中の安部ケンゾウ氏。
(特殊な倫理に基づいた正義感が強い。常軌を逸した方)
守銭奴とよばれる新潟出身の50代の松村氏。(ケチの粋を超えた方)
他には、テンヤ君、ケガワ君・・・・と、ツワモノ揃い。

物語? は、高野氏がここで生活した11年の流れを記しているが、
読後は11年の歳月を感じなかった。 5年くらいの早さだったかな。
早稲田を7年で卒業しても、なお「野々村荘」で暮すわけだが、
人間一度馴染んだ環境からは、
そうそう簡単には、抜け出せないものなんだな~と感じた。

忘れていたが、この高野氏が在籍するのは、早稲田の探検部。
探検とは、
国内の山登り、ラフティング、ケイビング、フリークライミングといった
アウトドア的な活動から、
アマゾン河の筏下りやサハラ砂漠のバイク横断 e.t.c.
とにかく、好奇心の赴くまま行っている(少々オタク気もある)部のこと。

この、部活の活動内容もめっちゃ面白い!例えば、人体実験。
三畳一間に四人が集まり・・・   こ
こは、声出して笑うこと間違いない。要注意!
笑いたければ・・読んでください。
でもやっぱり、部活動より「野々村荘」が最高!
生活環境を取り巻く事件も、高野氏はもちろんのこと、
外部の人をも巻き込んだチン事件も、信じがたいほど、面白い。
でもなぜか有りがちで、分かる気がしてしまう・・・。

一番のお気に入りは、大家さん♪
70代のおばちゃんなのだが、凄い。
人がいいのに、きっちりしていて。とても優しいのに、厳しくもあり。
アイドル性もバッチリ!
エピソードとして、高野氏の後輩の学生と卓球対決があるのだ!
すごいよ~!読んでね。
大家さんの出番はたくさんある。
きっとその箇所は、全部気に入ってもらえるはずだ。

後半、恋人?のような女性が現われ、
なんと高野氏は・・・・
「野々村コンプレックス」 に陥ります。
この 「ノノコン」 面白っ~~~ぉ! 読んでね。
要するに、「彼女が部屋に合わない」んだと。  アホかー?

でも、ついに? 高野氏を『粋』だと断言する女性が身近に現われ・・・。
高野氏の、決意がまたいい。     読んでね。
散々笑っていたのに、最後に来て、不覚にも涙してしまった。

爽快感!たっぷり味わえます。
面白おかしくて、ちょっと切ないのが、またいい。
自身の青春時代とリンクさせても、楽しめる。
でもまぁ、バブルの全盛期の90年代初めに、
こんなに貧乏な人たちって、私の周りには居なかったけど・・・。(笑)

空いた時間にちょこっと、どうぞ。
声を出して笑うのを、抑える自身があれば、場所は選ばなくてもいいかも。
くすっ!くすっ!のテンコ盛り♪ 
フフフ~♪が主でしたからね。何処でも大丈夫かな?


この「野々村荘」のステキな大家さんが詠んだ句を、記します。(本文より)

「探検部雄々しき若人こたつに入り   からみ餅にて未来を語る」

「ドンマイと励まされつつなにくそと  力みすぎてのオーバーホルト」

「試合後の興奮さめぬ後の宴  戦果語りてつくることなし」
[PR]
by merrygoround515 | 2007-03-05 13:47 | Book

『予知夢』 東野圭吾

予知夢
東野 圭吾 / / 文藝春秋
スコア選択: ★★★







 「探偵ガリレオ」シリーズ!

帝都大学理工学部物理学科助教授、探偵ガリレオこと湯川学が、
摩訶不思議な事件を論理的に解決していく、本格推理短編集。


素封家の屋敷に侵入者があった。犯人は27歳の青年。
2階で眠っていた娘を襲おうとしたらしい。
逮捕された犯人は、17年前、その少女と結婚する夢を見たという。
夢に現れた少女が現実に存在するとは?
予知夢はあるのか?

「夢想る(ゆめみる)」 
「霊視る(みえる)」 
「騒霊ぐ(さわぐ)」
「絞殺る(しめる)」  
「予知る(しる)」             全5作。


軽快な文章の中に凝縮された、オカルチックな題材と
巧妙なトリック、明晰な推理と確固たる論理。

解説によると・・・
天才物理学者、湯川学のモデルは、佐野史郎なのだそうだ。
意外だな。ちょっと違う気がする。
でも、じゃ、誰?って、聞かれても困るけど。(^^;


『探偵ガリレオ』→『予知夢』→『容疑者Xの献身』。 

そして、 祝・直木賞!



天才・東野圭吾氏の連作短篇、お楽しみ下さい。
[PR]
by merrygoround515 | 2007-03-01 08:39 | Book