読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

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春にして君を離れ (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー / / 早川書房
ISBN : 4151300813






1944年作品。
当初はメアリ・ウェストマコット名義で出版され、
四半世紀以上、クリスティ自身が著者であることを
漏らさないようにしていたことでも、有名な作品です。
ミステリィではないことを知った読者が、がっかりしないように、と
理由づけられているが・・・
彼女の本心は、喫してそうではないだろうな、と思います。

タイトルからは想像もできないほど、とても重く、悲しい内容。
若い方には不向きかも・・・。人の死なない恋愛小説とも言えるが
ある意味、どんなミステリーよりも恐ろしい作品。
作中、最も恐ろしいのは、
最後の最後に洩らされた夫の一言に他ならない。
気になった方は、どうぞ読んで見てくださいね。

主人公の主婦ショーンのようには、なりたくありません。
友達にもなりたくないし、家族にいたら・・・とんでもないな。
でも、可能ならば、
既婚者である女性には、手にして欲しい一冊です。


「自分(あなた)の見ている世界は、真実のものなのでしょうか?」


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆


クリスティーは十代から嵌り、随分読みました^^;
読まれてる方、とても多い作家ですものね。女王ですもの。へへ;
個人的には・・・前述の本書、 「 春にして君を離れ 」 が一番好きかな。
ほかのミステリィ系も、殆ど持っています。( v^-゜)イエィ♪


【アガサ・クリスティ】
1890年9月15日、イギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。
1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティー大尉と結婚。
1919年、娘ロザリンドが誕生。
数々の出版社で不採用にされたのち、やっと
1920年、長篇『スタイルズ荘の怪事件』でミステリ作家としてデビューを果たす。
1926年、第六作目『アクロイド殺し』(ポアロ第三作)で一躍文壇の注目を集めた。
以来、生み出す作品全てが愛された、「ミステリィの女王」。
ギネスブックは「史上最高のベストセラー作家」に認定。
1976年1月12日、静養先のイギリス・ウォリングフォードの自宅で死去。

クリスティは、1926年の12月に謎の失踪を遂げています。
様々な臆測が飛び交ったようですが、11日後に発見されました。
それを映画化した「アガサ 愛の失踪事件」(米・1979年)も
なかなか素晴らしい作品です。
ヴァネッサ・レッドグレーブがアガサ役。
ダスティン・ホフマンが彼女を探すジャーナリスト・スタントンの役。
二人の身長差ったら (><;   
長身のアガサと釣り合わないスタントンとのダンスの場面、印象深いです。


彼女は1928年に離婚した最初の夫、アーチボルドを
心底愛してたんだろうな・・・。
彼女が小説で描く犯人の男性像って、何とな~く彼と似てる・・・。
気のせいでしょうか・・・?

失踪し、記憶喪失に陥るほどアガサに愛されていたアーチー。
結局二人は二年後に、離婚してしまったわけですが。
彼は離婚後すぐに愛人と再婚してしまいました。orz
アガサがアーチーへの想いを、すぐに断ち切ったとは、思えないな。

その他、トリックに対するフェア・アンフェアが論じられていますが、
純粋に、凄いんだからいいじゃない!って思ってしまいます^^ゞ
文化の差ですかねぇ^^;

「アクロイド殺人事件」なんてね、 初めて読んだとき
驚きすぎて声が出せなくなった記憶があるもの。 ( ☉_☉) パチクリ
強烈だったな~。


ミステリィでは、マザー・グースの唄にからんだ
「そして誰もいなくなった」が、私の中で、最高傑作!
「エッジウェア卿の死」も好きです。
ポアロの意外な一面が見られますよね。危機一髪!

そう言えば、アガサは晩年、年に1作品のペースで、
クリスマスに合わせて発表をし続けたそうです。
きっと、クリスマスには、クリスティだったのですね。
素敵ですね~。(〃▽〃)
晩年は過去の殺人を扱う形式が多かったですね。


『わたしは生きていることが好き。
 ときにはひどく絶望し、激しく打ちのめされ、
 悲しみに引き裂かれたこともあったけれど、 
 すべてを通り抜けて、わたしはやはり生きているのは
 すばらしいことだとはっきり心得ている。』
                         (「アガサ・クリスティー自伝」より)

85歳の生涯を閉じるまでに、長編だけで70作近くの作品を残し、
灰色の脳細胞を持ち、見事な口髭を生やしたムッシュー
ベルギー人探偵・エルキュール・ポアロと、
モデルとなったのは、作者アガサの祖母と見られている
独身の老嬢探偵・ミス・マープルを創造。
100語以上の言語に翻訳され、世界中で10億部。
聖書とシェークスピアの次によく読まれていると言われる
アガサ・クリスティーは、まさに
「ミステリーの女王」の称号にふさわしい。


もっともっと生み出して欲しかったなぁ。


ここ数日、
偶然アガサ・クリスティの名を目にする事が重なったので、
懐かしさのあまり、書いてみました(笑)


作品の詳細は、悲しいことに…殆ど忘れかけているので、
何冊か引っ張り出して、読み返してみようかな。
『火曜クラブ』がいいかなぁ。『ポアロ登場』もいいなぁ。
探してみよう。
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by merrygoround515 | 2007-09-29 09:28 | Book
終末のフール
伊坂 幸太郎 / / 集英社
ISBN : 4087748030
スコア選択: ★★★★★






2×××年、8月15日。
「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」

そう発表されたあの日から、もう5年。
地球に残された時間は、あと3年だ。
自分の住む星ごと命の宣告をされて、人間はどう生きるのだろう?
まずは恐怖にあえぎ、その感情を怒りに変え、他人へと向ける者。
略奪、暴行、殺人。
そして恐怖に耐えられず、精神を冒されたり、自ら命を絶つ者。
そうして小惑星が到達する前に、地球の人口は激減したが、
荒々しい動きは収まり、つかの間の平和が訪れたのだった。

本書は、仙台市北部の”ヒルズタウン”という名の団地に住む、
来るべき終末に向かって、日々の暮らしを続けている、人々の物語。
肉親や友人を亡くし、生きているのが不思議な状況でありながら、
悲しみや、辛さを必死に乗り越えようとする人々…
これから自分たちが失うだろう未来を受容しようと覚悟をする人々…
そして、ユーモアも明るさも忘れずに、なにより希望を持って、
決して自分自身を見失わずにいる、8人の主人公たち。
彼らの懸命に生きる姿を描いた、8つの連作短編集。

初めはそれぞれ孤立していた彼らが、互いに触れ合い、
残りの短い時間を過ごすための意味を見つけていく。
友人や恋人や、何よりも「家族」の存在の大きさに、気づいていく。
「家族」が、色濃く反映されている特徴が、目立った作品。
見守る視線が、とてもあたたかで優しくて、
決して、泣ける小説ではないのに、じんわりと胸に込み上げて来る。

一番のお気に入りは「冬眠のガール」。
主人公の女性が、
父親の蔵書二千数百冊を読み終えるシーンから始まる。
彼女の両親は、地球滅亡に絶望し、彼女を残して心中…。
残された彼女には、三つの目標がある。
 ①両親を恨まない
 ②父親の蔵書を読破する
 ③死なない
そして、①と②を達成した今、新たにできた目標とは・・・。 


本書の装丁は、鈴木成一デザイン事務所。
作品同様、とても素敵。
ちなみに8編のタイトルは
  フール (馬鹿)
  シール (貼るシール)
  ビール (飲料水)
  ガール (少女)
  ウール (鋼)
  ヨール (これは読んでのお楽しみ!)
  オール (櫓)
  ポール (塔)
 ・・・と、すべて韻を踏んだもの。
こんなところにもユーモアの欠片は見え隠れ。

「伊坂幸太郎って、すげっ!」
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by merrygoround515 | 2007-09-27 12:10 | Book
ブリージング・レッスン
アン タイラー / / 文藝春秋
ISBN : 4163114203
スコア選択: ★★★★★






1941年アメリカミネソタ州生まれ。
コロンビア大学院でロシア文学研究に専念した後、
図書館勤務を経て、1964年より小説を書き始める。

アン・タイラーの本にショッキングな事件は起きません。
でも面白い。
次から次からページをめくる手が止まらない。
『ブリージング・レッスン』 は、まさにノンストップでした。

結婚28年目を迎える妻マギーと夫アイラ。
周りの人の幸せを願うあまり、ついお節介をやいては
何かと話をややこしくしてしまう、マギー。
友人の葬式のため、車で出かけていくこの夫婦の
たった一日のお話です。

マギーはお節介で時にうんざり…
とてもいらいらさせられてしまう、おばさんです(笑)。
がしかし、読み進むうち彼女の心情に入り込んでしまいました。
そして、アイラのマギーへの愛。
ユーモアとほろ苦さ。
しみじみと心に残る作品でした。


※ピュリッツァー賞受賞作。
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by merrygoround515 | 2007-09-25 20:04 | Book
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂 幸太郎 / / 東京創元社
ISBN : 4488464017
スコア選択:★★★





先日知ったのですが・・・
本書の映画化、6月に公開していたんですね!
すっかり忘れていました。

映画はレンタルを待ちますが、
本書は私の中で伊坂作品ベスト③に
入る作品なので、ご紹介します。

※第25回吉川英治文学新人賞受賞。


主人公の「僕」椎名は、大学入学のため
引越してきたアパートで黒猫に会い、
次いで黒い格好をした同じアパートに住む
長身の美少年(河崎)に会う。
途端、彼から書店強盗を持ち掛けられる。
標的は、たった一冊の広辞苑。    

これが現在の話。

これとペットショップでバイトする女の子「私」(琴美)の
二年前の話が、交互に展開します。

面白い。なによりキャラが皆、光っています。

登場人物が個性的で、実に面白い。
登場人物の放つ言葉が、とても面白い。
荒唐無稽、かつスリリングに展開していく物語が、面白い。
先が気になって気になって、仕方が無かった。
伏線が散りばめられたストーリー展開に惹かれ、
グイグイ読んでしまった覚えがあります。

物語が進むにつれ四散した断片が、
見事なまでに、全体像を描き出します。
タイトルの意味も!
全ての謎が解けたとき、思わず「えーーーっ」。

本書は、伊坂氏の作品の中でも
非常に分かり易い作品の部類に入ると思います。


☆ひと言☆
麗子さんの清々しい生き方が格好いい。
ブータンは素晴らしい土地ですね。
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by merrygoround515 | 2007-09-25 20:00 | Book
しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)
佐藤 多佳子 / / 新潮社
ISBN : 410123731X
スコア選択: ★★★★







映画化されたこともあり、あまりに皆が絶賛するので… 読んでみることにした。
実は、積ん読作品の中に埋もれていたため、見つけるのに苦労してしまったのだ。
毎月、読もう、読もう、と思っていたが、ついつい後回しにしてしまっていた。
今は、穴があったら入りたい心境です。 
何ヶ月放置したんだろう… 本書にお詫びを申し上げたいわ(笑)。

先に言ってしまおう。 
私は主人公の三つ葉さんに、国分太一くんのイメージは持てない。
何故国分くんだったのだろう・・・  解せない。 それに、十河さんも香里奈とは違うわ。
映画を観るつもりは無いので、イイのですが。


俺は今昔亭三つ葉。当年二十六。
三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、未だ前座よりちょい上の二ツ目。
自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短い。女の気持ちにゃとんと疎い。
そんな俺に、落語指南を頼む物好きが現われた。
だけどこれが困りもんばっかりで…
歯切れの良い語り口で、言葉に出来ないもどかしさと不器用な恋を描き、
’97年「本の雑誌選ぶ年間ベストテン」第一位に輝いた名作。     (裏表紙より)

この三つ葉さん、最高にステキなの。江戸っ子の代表!気さくでキップがいい!
が、鈍感だし(笑)けっこう悩んでばかりだし、如何せん気は短いし…
まぁ、そこそこのダメな奴なんだけど。 でも、でも全く憎めないのだ。
だって彼、むちゃくちゃいい奴なんだもん。
そんないい奴、三つ葉さんの他に、困りもん達四人衆がまた、魅力的。

●三つ葉のいとこで、大学生の綾丸良。 
 吃音気味で、気の弱~いテニスコーチをしている。テニスの腕は立つ。
●失恋した、女優崩れのOL=黒猫(三つ葉命名)こと、十河五月。
 他人に対し、無愛想で、攻撃的になりがちで、なかなか素直になれない女性だ。
●都内へ転校して来た小学5年生の村林優くん。
 関西弁を話すことで、周囲から孤立し、苛められている。
●毒舌家なのだが、取り繕うことが出来ない元プロ野球選手の湯河原太一。
 表舞台に立つと、信じられないほど、口下手になる野球解説者。

これら個性的な四人の面々が、
揃って三つ葉さんを師とし、会話(話し方)指導教室を受けるのだ。
落語を覚えることが基本だが、初めは皆が揃っても、落語どころではない(笑)
彼らは、無事落語を覚え、話すことにより、
己の話し方の欠点を克服することが出来たのか。 出来るのか?
彼らの行く末は… それは読んでのお楽しみです。 アハハ

落語の魅力もふんだんに散りばめられ、
三つ葉さんの現代人とは思えない古風な考え方や、落語に対する情熱には感服。
しかし、彼ら四人の変調は、決して「落語」のおかげではなく、
「仲間」のおかげなのではないかと、感じる。
本書は、芸道小説ではなく、あくまで下町人情物語であるからだ。

よっ、達也! 粋だぇ~。


読後はきっと、誰もが皆「いい人」になっているはず。 ほっこり♡
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by merrygoround515 | 2007-09-21 15:10 | Book
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ななつのこものがたり
加納 朋子 / / 東京創元社  ISBN : 4488023843
スコア選択:★★★★


今年4月に、加納女史の小説『ななつのこ』のレビューでも
ちょこっと触れましたが、〈駒子シリーズ〉のヒロイン
入江駒子の愛読書が本書です。

本書の絵は、加納女史の作品の多くの装画を手がけている
イラストレーターの菊池健(きくちたけし)氏。
優しいタッチで暖かい画風が、物語にぴったり(〃▽〃)
お二人の素晴らしいコラボ☆オールカラー64頁です

加納女史の作品では二番目に好きな『ななつのこ』。
その、ななつのこの作中で、駒ちゃんと瀬尾さんの
出会いのきっかけとなった作品が『ななつのこ』。
そんな素敵な作中作が、本当に絵本になったのです
これはもう、読むしかありません(笑)


* = * = * = * = * = * = * = * = * = * = *


主人公は、ある村に住む「はやて」という男の子と、
はやてが「あやめさん」と(勝手に名付けた)呼ぶ
綺麗な女性。
それに
語り手である「おかあさん」と聞き手の「はやと」くん。


ある日、はやてはあやめさんと出会いました。
あやめさんは、はやてのことを歓迎してくれます。
はやてが、村での出来事をあれこれ話すと、
あやめさんは熱心に耳を傾け、聞いてくれます。
そして、はやてが「ふしぎでしょ?」と言うと、
「こういうことじゃないかしら」と…
不思議な出来事の答えをくれるのです。
謎とはいっても、日常での、些細な、見過ごしそうな謎。
あやめさんの答えから、はやて自身が納得し、謎解きをします。
全7編の謎は、見事に全て解決します。(すっきり)

そうそう、スタイルですが、
作中作『ななつのこ』を、お母さんが子供に読み聞かせる
という形式になっています。
基になる小説『ななつのこ』にあるエピソードを、
お母さんが子どもに寝物語に聞かせてあげるという体裁。
奇しくも、聞き手である子どもと、物語の主人公の子どもは
同じ名前。 「はやて」くん(笑)

この語り手であるお母さんは、
自分の大好きな本のお話として、子どもに聞かせます。

そうです。駒子シリーズを既読の方は、察しがつきますね。
是非、本書も手にとってみてください。
文句なしに素晴らしい作品です。
暖かいお母さんの目&優しい語りに、酔いしれてください。

もちろん、未読の方にもオススメしたい。
ですが、小説を先ず読んでから本書に取りかかってください。
どちらも一緒に購入するもよし、借りるのもよし。
とにかく、小説『ななつのこ』を既読でなければ…
面白味は… 無いかもしれないほど、欠けます(苦笑)  
あしからず、ご了承くだされ~。 (-人-)




「おかあさんが大事にしているヒツジのぬいぐるみ」の箇所で
ハっとしてしまった(笑)      (『魔法飛行』ですね)


今夜から本書を息子に読み聞かせしたいと思っています。
彼がどんな反応を示すのか… 楽しみです。
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by merrygoround515 | 2007-09-19 17:18 | 絵本 & Comic
ハチドリのひとしずく いま、私にできること
/ 光文社
ISBN : 4334974910
スコア選択: ★★★★★




|´▽`)ノ☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆


        森が燃えていました
  森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
      でもクリキンディという名の
     ハチドリだけは いったりきたり
   口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
      火の上に落としていきます
       動物たちがそれを見て
    「そんなことをして いったい何になるんだ」
        といって笑います
      クリキンディはこう答えました

    「私は、私にできることをしているだけ」



『ハチドリのひとしずく』(2005.11・光文社刊)より


★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜★。、::

知り合いのブロガーさんが、
ラジオから流れる「詩」を聞いて、感動したのだそうです。
それが、上記「ハチドリのひとしずく」
深いですね。 考えさせれられます…。


2005年に大ブレイクした「ホワイトバンド」
購入された人は多いはず。
もちろん、私も持っています。(苦笑)
この、「ハチドリ計画」も、今後一大ブームになりそう。

書籍もいまや3万部! (画像参照)
保育園&幼稚園、小学校での読み聞かせに最適! と、
ジワジワと全国各地に広まっているそうです。


「自分にできること」常に、考えていたいと思います。

因みに、
レジ袋の年間消費枚数は、 300億枚だそうです。 (><;
この300億枚…全部ゴミだよね。

とりあえず、今日の買い物から、
先延ばしにしていた…
「マイバッグを持つ」を、実践しようかな。




★ハチドリ計画は、こちらから♪
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by merrygoround515 | 2007-09-18 13:23 | Book
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「スプーンおばさん」三部作 アルフ=プリョイセン 作・大塚勇三 訳(学研)



★『小さなスプーンおばさん』 全12話
★『スプーンおばさんのぼうけん』 全11話
★『スプーンおばさんのゆかいな旅』 全5話

息子への読み聞かせ本より。
これは寝る前に聞いてもらったベッド用です♪

この3冊は、
ノルウェーの田舎でごていしゅと二人で暮らす、元気な②おばさんのお話。
おばさんは、自分の意にかかわらず突然身体が小さくなってしまうんです。
そりゃもう悪戦苦闘♪
ドタバタ②スッタモンダ②♪
でも小さくなったおばさんは、動物とお話ができるの!
いろんな動物が登場します。
動物たちは何故か皆、おばさんを助けることになるんです。
息子と二人で大笑いし、眠れなくなったこともありました。
ホント楽しいですよ♪

スプーンおばさんは、
息子が3歳の後半頃~読み聞かせしていた本たちです。
2冊目までは、一晩に二話もしくは三話ずつ読んでいました。
30分を目安に。

実はこの本、とっても面白いのですが、
訳語をそのまま読めないんです。;;
日本語の言い回しに難しい言葉使いが多くて。
これでは・・・分からないなぁ。 と、よくつかえました。

読みながら目で先回りして、
声を出す時に息子に分かる言葉に変えるんです。
アレンジもまた楽しくて、それほど苦には感じませんでしたが、
やっぱり疲れました。
面倒になってそのまま読んだら
「どういうこと?」って聞き返されたり・・・
ダーリンなんて「オレには無理だ・・・」
って逃げ帰ってきたこともあったんですよ。 情けない(笑)
今となっては、いい思い出です。  
どうぞみなさんも挑戦してみてください。


昨夜、息子と些細なことでケンカをした。

最近の息子は8時過ぎになると眠くなるご様子で、
ここのところ8時半には
「おやすみなさい」と自室へ上がっていました。
お風呂から出て、ゲームをせず、久しぶりにTVを観ていた。
ふと気が付くと、9時近い。
息子を見ると、ものすごーく眠そうな顔をしてる。

「さぁもうTVは終わったでしょ? 眠そうだよ。もう寝なさい。」

怒鳴ったりせずに、優しく言ったつもりですよ。なのに
「寝なさい」って言われたことが気に入らなかったらしく・・・
(睡魔と闘ってる時って、なぜか眠いってことを認めたくないんですよねぇ)

いきなり怒鳴り出し、
「本読んでよ。 最近、全然読んでくれないじゃん。いつ止めたのさ。」
と、きたもんだ。 (-"-)

なにょおー? 何時だと思ってるの!9時だよ!今から読めるかーっ!
をグッと堪え・・・

「じゃ、明日ね。今夜はもう9時だから読めないでしょ。」
「なんでだよ!なんで読んでくれないんだよ!なんだよ!読めよ!」  
カチン
「読めよ?ふざけないで。読みません!明日って言ってるでしょ。」
「それにうちは、8時半までにベッドに入ったら読むって決まりでしょ?」
「オレ、そんなこと、聞いたこと無い!知らない。嘘付くなー!」    
ドカン
「知らない? 聞いたこと無い? 本気で言ってるの? うちの決まりよ。」
「・・・。」          
この沈黙で、思わず、たたみ掛けてしまいました。

「8時半から読まないと9時に読み終わらないでしょ?違う?」
「寝る時間は? 9時ってお約束でしょ?
           9時から読んだことなんて一度もないでしょ!」
「本当に聞いたこと無いっていうの?知らなかったの?ええっ?どーなの!」

「そう…だった…。」  ボソリ。

「えーっ?なに?聞こえません。はっきり言いなさい!」

と、ここで、堪りかねたダーリン。仲裁に入ってきました。  
すぐさま仲直り。  息子ベッドヘ。                

~The END~



という訳で今夜、久々に読む本は、
『たんたのたんてい』 中川李枝子・作 山脇百合子・絵(学研)に決めました。
連休明けの学校なので、今日は疲れているかな?
眠そうだったら・・・早めにベッドへ行かせて…
そうだ!8時になったら本読み開始しよう!

絶対に、眠らせませんよ。 (-"-)
お約束通り、今夜は必ず読ませていただきます! (笑)
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by merrygoround515 | 2007-09-18 11:46 | 絵本 & Comic
I LOVE YOU (祥伝社文庫 ん 1-42)
伊坂 幸太郎 / / 祥伝社
ISBN : 4396333757
スコア選択: ★★★★




祥伝社の創立35周年記念として、
2005年に特別出版されたアンソロジー。
人気の作家・6名が描く恋愛作品集。
この度、刊行から丸二年が経過し… 
待望の文庫化と相成りました\^○^/

早速読みました。 
あっという間に読了してしまい…  
待ちかねていた分、淋しさを感じてしまった。


本命というか、
本書購入者の殆どが伊坂氏目当てなのでは?
1作目に収録されている『透明ポーラーベアー』が
伊坂幸太郎氏の作品です。

もちろん、
私も多分に洩れず、伊坂幸太郎目当てだったのですが…。
参りました。
侮るなかれ、6人の作家、皆どれも素敵なお話ばかり。

恋愛小説で、いいなぁ~と、素直に感じられたのは…
いつ以来だろう…。
ユーモアもあり、微笑ましい恋愛だったり、
とにかく、読んでいて心がウキウキ^-^
ハッピーになれる作品ばかりでした。 
どの作品も、登場人物の個性が光り輝いていましたね。
白を貴重とした装丁も、明るくてポップで、爽やかなイメージ。 
可愛らしい感じもまた、作品の雰囲気とぴったりでした。



「透明ポーラーベア」 伊坂幸太郎

シロクマに関する蘊蓄や、
ちょっとした小ネタが収束する形式は、
そうですね、ええ、楽しめました。
作品の中心は主人公のお姉さん。
でも、そのお姉さんは、既にいない。
なのに、これだけの存在感で影響をも与えるとは。強烈です。
伊坂氏、さすが。 
見事なまでの… 絶対にありえない… 
こんなステキな偶然が重なるものか…
でも、でもね、 それが、そう…  
とてつもなく心地よかった。



「魔法のボタン」 石田衣良

のっけから個性キャラ登場。  
失恋の痛手を癒せず悩む青年・隆介と、
根は、男性?のようなあっけらかんとした性格で、
子どものような可愛らしさがある萌枝。
そんな二人の、駆け抜けるような速さの恋愛模様は、
ただただ面白かった。
萌枝の性格・・・ 私に似てるわ。 
あっ、若~~~い頃の私にね。
読んでいると、飲みに行きたくてたまらなくなるよ。



「卒業写真」 市川拓司

スタバで偶然、9年ぶりに出会った同級生・渡辺くん。
彼女と渡辺くんは、
当時クラスにいたもう一人の渡辺くんの話をする。
だんだん明らかになる設定だが、
心理描写がなかなか面白可笑しかった。
彼女の視点だけで、
これだけの状況を描き出す文章力には感嘆。
しかし、作品内容は…妄想ダダ漏れっぽい感が…
無きにしも非ず。
私『今、会いにゆきます』は、好きではないの。



「百瀬、こっちを向いて」 中田永一

6編の中で一番好き。
伊坂氏目当てで購入したが、本作にKO(笑)
キャラが立ちすぎるほど魅力的なのは、
百瀬さんだった。(主人公の偽恋人役)
目立たない高校生の主人公、相原君。
あるとき、
幼馴染の先輩に頼まれ、偽装恋人の役をすることに。
憧れの先輩に頼まれたとはいえ、
なんとも不思議な三角関係に巻き込まれていく。
恋人のフリをしていて、
本当に相手のことを好きになってしまう。ってお話。
このジレンマはたまらないね~(苦笑)
ほおずきの花言葉に、ガツンときて、
野良猫のような目で…百瀬さんにシビレました。



「突き抜けろ」 中村航

恋愛というよりも青春小説ですね。
男三人のそれぞれの成長過程を楽しめました。
一風変わった木戸に振り回され、影響されつつ、
大野と坂本が成長していく。
鍋を囲み、飲んだくれながら3人で語るシーンは、
大学時代によくある風景だなぁ~と、
しみじみ感じました。
大野くんはあまり好きなタイプではないが…
物語の中ではいい味だしていました(笑)


「sidewalk Talk」 本多孝好

本書ラスト作にきて、
唯一の恋愛小説らしい恋愛小説ではないでしょうか。
離婚前の最後の食事をする夫婦のお話。
ナイーブな男性の描き方が実に本多氏らしい。
また、回想シーンの描き方が、上手いですね。
なんか、シャレていて、キラキラしてた。
物語はありきたりかなぁ~と、気を抜いてたら…
ラスト!
香水をつけてきた理由…(゚ーÅ) ホロリ とさせられてしまった。



豪華メンバーの手で編み出された恋愛のアンソロジー。
読後は爽やかな気分になりました。  


そういえば… 全員男性作家なのですね。
もしかしたらこれが、爽やかさの主因かしら?! ふふふ
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by merrygoround515 | 2007-09-10 14:48 | Book
ガラスの麒麟 (講談社文庫)
加納 朋子 / / 講談社
ISBN : 4062648865
スコア選択: ★★★★★




ある夜、1人の女子高生が殺された。
人通りの少ない道、お腹をナイフで刺されて。
女子高を中心に起こるさまざまな事件は、
全て1つの道へとつながっていきます…。

少女たちの不安定な心、危ういまでに繊細な心を
養護教諭の神野菜生子の温かな視線と言葉で、
細やかに描かれた6つの連作ミステリー。

本書のヒロインは、安藤麻衣子。17歳。
物語の始まりで、還らぬ人となり登場する。
しかし、始終、彼女が事件に絡んでくる。
彼女の生の声も、姿もない。様々な人々の
記憶の中に存在し、事件が展開している。
本書は彼女の物語だった。

ラスト、事件の結末には驚かされつつも、
「死」についてその本質を考えさせられた。
登場人物の放つ言葉の一つ一つが、胸に染み入ります。

どちらかと言えば、女性向きかもしれない。

これから17歳になる方、
リアルタイムで17歳の方、
そして、もちろんかつて17歳だった方
全ての女性へお勧めしたい。

著者は「自分が17歳のときに読みたい本」として
本書を書き上げたそうです。 感服。
17歳に贈る書籍の代表として、本書一押しです。


第48回日本推理作家協会賞受賞作。
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by merrygoround515 | 2007-09-07 20:17 | Book