クドリャフカの順番 (角川文庫 よ 23-3)
米澤 穂信 / / 角川グループパブリッシング
ISBN : 4044271038
スコア選択: ★★★★★
待望の文化祭が始まった。
何事にも積極的に関わらず
“省エネ”をモットーとする折木奉太郎は
呑気に参加する予定だったが、
彼が所属する古典部で大問題が発生。
手違いで文集を作りすぎたのだ。
部員が頭を抱えるそのとき、
学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。
十文字と名乗る犯人が盗んだものは、
碁石、タロットカード、水鉄砲―。
この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!
目指すは文集の完売だ!!
千載一遇のチャンスを前に盛り上がる仲間たちに後押しされて、
奉太郎は「十文字」事件の謎に挑むはめに!
米沢穂信が描く、さわやかでちょっぴりホロ苦い青春ミステリ。
(「BOOK」データベースより)
古典部シリーズ第三弾。
いよいよカンヤ祭開幕です!\^○^/
はい、懲りもせず一気読みです。
だって止まらないんだもの!
でも、もっともっと楽しんでいたかった。
文化祭の後の、静かで閑散とした寂しい気持ちが、
読了という事実と重なって、心細くなってしまった。
それに私はどうしたって
彼等の打ち上げには参加できないんだもん(泣)
千反田邸、行きたいよぉ;;
シリーズで一番好きな作品になりました。
まず、最初からハプニングが。
印刷するのは30部だったのに、
手違いから、なんと200部も出来上がってしまった…
古典部恒例の文集「氷菓」。
(出来ることなら、私も一部購入したいわww)
200部を何とかして売りさばくために、
古典部のメンバーたちが、苦心惨憺するのです。
同時に、カンヤ祭りで連続盗難事件が勃発。
文集完売のため、知名度を上げようと、
古典部員はそれぞれに知恵をしぼり、
事件解決に向け、奮闘します!
奉太郎も仲間の後押しに答え、大活躍!(笑)
本書の一番の特徴は、
古典部員それぞれの視点で、進んでいく手法!
千反田える、折木奉太郎、福部里志、伊原摩耶花の四人が
段落ごとに一人称で進むので、すごく判り易くて面白い。
でも…敬語の一人称って難しいのね。
千反田さんには、あまり向いていないかも。へへ;
まぁ、改めて古典部の面々の人物像を掴むことができました。
中でも、摩耶花さんの視点が好き。
う~ん、これが青春だよね~!と、所々で頷いていました。
苦くて重~い人間関係が、青春なのよねぇ~。 ほほほ
しかーし、
一番キャラが立っていたのは、古典部員ではなかった(笑)。
他でもない、「女帝」入須先輩。
彼女が登場した途端、ハートを掴まれました。 ガシッ。
その他、
「わらしべ奉太郎」のエピソードや、
料理対決が面白かった~!
嬉しいことに奉太郎のお姉さんもチラッとだが登場。
事件そのものは、まるでとんちのようなものだったが、
何ていうか、文化祭というお祭り騒ぎのイメージに
しっくりまとまって、心地良い余韻が残ります。
犯行の動機がね、また、切なくて・・・。 イイのよ。
さて、
200部の在庫を抱えた「氷菓」は???
事件と併せてご堪能ください(笑)
次の第四作は、文庫落ちを待ちます。
『遠まわりする雛』 って、短編集なんですね。
手にできるまで、先は長いだろうが、楽しみだなぁ。
古典部シリーズは
本書で大満足ができたので、気長に待ちます(笑)
米澤 穂信 / / 角川グループパブリッシング
ISBN : 4044271038
スコア選択: ★★★★★
待望の文化祭が始まった。
何事にも積極的に関わらず
“省エネ”をモットーとする折木奉太郎は
呑気に参加する予定だったが、
彼が所属する古典部で大問題が発生。
手違いで文集を作りすぎたのだ。
部員が頭を抱えるそのとき、
学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。
十文字と名乗る犯人が盗んだものは、
碁石、タロットカード、水鉄砲―。
この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!
目指すは文集の完売だ!!
千載一遇のチャンスを前に盛り上がる仲間たちに後押しされて、
奉太郎は「十文字」事件の謎に挑むはめに!
米沢穂信が描く、さわやかでちょっぴりホロ苦い青春ミステリ。
(「BOOK」データベースより)
古典部シリーズ第三弾。
いよいよカンヤ祭開幕です!\^○^/
はい、懲りもせず一気読みです。
だって止まらないんだもの!
でも、もっともっと楽しんでいたかった。
文化祭の後の、静かで閑散とした寂しい気持ちが、
読了という事実と重なって、心細くなってしまった。
それに私はどうしたって
彼等の打ち上げには参加できないんだもん(泣)
千反田邸、行きたいよぉ;;
シリーズで一番好きな作品になりました。
まず、最初からハプニングが。
印刷するのは30部だったのに、
手違いから、なんと200部も出来上がってしまった…
古典部恒例の文集「氷菓」。
(出来ることなら、私も一部購入したいわww)
200部を何とかして売りさばくために、
古典部のメンバーたちが、苦心惨憺するのです。
同時に、カンヤ祭りで連続盗難事件が勃発。
文集完売のため、知名度を上げようと、
古典部員はそれぞれに知恵をしぼり、
事件解決に向け、奮闘します!
奉太郎も仲間の後押しに答え、大活躍!(笑)
本書の一番の特徴は、
古典部員それぞれの視点で、進んでいく手法!
千反田える、折木奉太郎、福部里志、伊原摩耶花の四人が
段落ごとに一人称で進むので、すごく判り易くて面白い。
でも…敬語の一人称って難しいのね。
千反田さんには、あまり向いていないかも。へへ;
まぁ、改めて古典部の面々の人物像を掴むことができました。
中でも、摩耶花さんの視点が好き。
う~ん、これが青春だよね~!と、所々で頷いていました。
苦くて重~い人間関係が、青春なのよねぇ~。 ほほほ
しかーし、
一番キャラが立っていたのは、古典部員ではなかった(笑)。
他でもない、「女帝」入須先輩。
彼女が登場した途端、ハートを掴まれました。 ガシッ。
その他、
「わらしべ奉太郎」のエピソードや、
料理対決が面白かった~!
嬉しいことに奉太郎のお姉さんもチラッとだが登場。
事件そのものは、まるでとんちのようなものだったが、
何ていうか、文化祭というお祭り騒ぎのイメージに
しっくりまとまって、心地良い余韻が残ります。
犯行の動機がね、また、切なくて・・・。 イイのよ。
さて、
200部の在庫を抱えた「氷菓」は???
事件と併せてご堪能ください(笑)
次の第四作は、文庫落ちを待ちます。
『遠まわりする雛』 って、短編集なんですね。
手にできるまで、先は長いだろうが、楽しみだなぁ。
古典部シリーズは
本書で大満足ができたので、気長に待ちます(笑)
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by merrygoround515
| 2008-06-27 17:34
| Book