読書日記及び過去の読書         〆(・_・ )メモメモ


by merrygoround515

タグ:アンソロジー ( 7 ) タグの人気記事

Story Seller (ストーリーセラー) 2008年 05月号 [雑誌]
/ 新潮社
スコア選択: ★★★★★






本作は書籍ではなく文芸誌である。

マイミクさんの記事から
小説新潮の別冊である本誌の存在を知り、
急いで書店へ。しかし、3軒回ったが売り切れ状態。
田舎は入荷冊数自体が少ないのだ;;
仕方が無いのでネット注文。
注文の翌日に届きました\^○^/
始めから注文してしまえばよかった(笑)

何としてでも読まなければ、
と思った一番の理由は、豪華な執筆陣。
伊坂幸太郎、近藤史恵、有川浩、米澤穂信、
佐藤友哉、道尾秀介、本多孝好の七名!(作順)
ほぼ全員、好きな作家で編まれた作品集だなんて
そうそうあるものではない。

特に伊坂氏&近藤女史は
先日の本屋大賞1位と2位の受賞作家であり、
話題性抜群!売切れてしまうのも無理が無い。
(何よりも安いしね。¥780円なんだもの)

私の陳腐な作品紹介など意味が無い。
読むべし。 一作たりともハズレ無しです。

とりあえず…
未購入の方は、早急に書店で手にとってほしい。
まぁ、見つけたら即買いがオススメですが。



私は、誌名と同タイトルの作品
「ストーリー・セラー」(有川浩)が一番好き。
悪いが号泣したわ。 あはは
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by merrygoround515 | 2008-05-29 11:50 | Book
I LOVE YOU (祥伝社文庫 ん 1-42)
伊坂 幸太郎 / / 祥伝社
ISBN : 4396333757
スコア選択: ★★★★




祥伝社の創立35周年記念として、
2005年に特別出版されたアンソロジー。
人気の作家・6名が描く恋愛作品集。
この度、刊行から丸二年が経過し… 
待望の文庫化と相成りました\^○^/

早速読みました。 
あっという間に読了してしまい…  
待ちかねていた分、淋しさを感じてしまった。


本命というか、
本書購入者の殆どが伊坂氏目当てなのでは?
1作目に収録されている『透明ポーラーベアー』が
伊坂幸太郎氏の作品です。

もちろん、
私も多分に洩れず、伊坂幸太郎目当てだったのですが…。
参りました。
侮るなかれ、6人の作家、皆どれも素敵なお話ばかり。

恋愛小説で、いいなぁ~と、素直に感じられたのは…
いつ以来だろう…。
ユーモアもあり、微笑ましい恋愛だったり、
とにかく、読んでいて心がウキウキ^-^
ハッピーになれる作品ばかりでした。 
どの作品も、登場人物の個性が光り輝いていましたね。
白を貴重とした装丁も、明るくてポップで、爽やかなイメージ。 
可愛らしい感じもまた、作品の雰囲気とぴったりでした。



「透明ポーラーベア」 伊坂幸太郎

シロクマに関する蘊蓄や、
ちょっとした小ネタが収束する形式は、
そうですね、ええ、楽しめました。
作品の中心は主人公のお姉さん。
でも、そのお姉さんは、既にいない。
なのに、これだけの存在感で影響をも与えるとは。強烈です。
伊坂氏、さすが。 
見事なまでの… 絶対にありえない… 
こんなステキな偶然が重なるものか…
でも、でもね、 それが、そう…  
とてつもなく心地よかった。



「魔法のボタン」 石田衣良

のっけから個性キャラ登場。  
失恋の痛手を癒せず悩む青年・隆介と、
根は、男性?のようなあっけらかんとした性格で、
子どものような可愛らしさがある萌枝。
そんな二人の、駆け抜けるような速さの恋愛模様は、
ただただ面白かった。
萌枝の性格・・・ 私に似てるわ。 
あっ、若~~~い頃の私にね。
読んでいると、飲みに行きたくてたまらなくなるよ。



「卒業写真」 市川拓司

スタバで偶然、9年ぶりに出会った同級生・渡辺くん。
彼女と渡辺くんは、
当時クラスにいたもう一人の渡辺くんの話をする。
だんだん明らかになる設定だが、
心理描写がなかなか面白可笑しかった。
彼女の視点だけで、
これだけの状況を描き出す文章力には感嘆。
しかし、作品内容は…妄想ダダ漏れっぽい感が…
無きにしも非ず。
私『今、会いにゆきます』は、好きではないの。



「百瀬、こっちを向いて」 中田永一

6編の中で一番好き。
伊坂氏目当てで購入したが、本作にKO(笑)
キャラが立ちすぎるほど魅力的なのは、
百瀬さんだった。(主人公の偽恋人役)
目立たない高校生の主人公、相原君。
あるとき、
幼馴染の先輩に頼まれ、偽装恋人の役をすることに。
憧れの先輩に頼まれたとはいえ、
なんとも不思議な三角関係に巻き込まれていく。
恋人のフリをしていて、
本当に相手のことを好きになってしまう。ってお話。
このジレンマはたまらないね~(苦笑)
ほおずきの花言葉に、ガツンときて、
野良猫のような目で…百瀬さんにシビレました。



「突き抜けろ」 中村航

恋愛というよりも青春小説ですね。
男三人のそれぞれの成長過程を楽しめました。
一風変わった木戸に振り回され、影響されつつ、
大野と坂本が成長していく。
鍋を囲み、飲んだくれながら3人で語るシーンは、
大学時代によくある風景だなぁ~と、
しみじみ感じました。
大野くんはあまり好きなタイプではないが…
物語の中ではいい味だしていました(笑)


「sidewalk Talk」 本多孝好

本書ラスト作にきて、
唯一の恋愛小説らしい恋愛小説ではないでしょうか。
離婚前の最後の食事をする夫婦のお話。
ナイーブな男性の描き方が実に本多氏らしい。
また、回想シーンの描き方が、上手いですね。
なんか、シャレていて、キラキラしてた。
物語はありきたりかなぁ~と、気を抜いてたら…
ラスト!
香水をつけてきた理由…(゚ーÅ) ホロリ とさせられてしまった。



豪華メンバーの手で編み出された恋愛のアンソロジー。
読後は爽やかな気分になりました。  


そういえば… 全員男性作家なのですね。
もしかしたらこれが、爽やかさの主因かしら?! ふふふ
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by merrygoround515 | 2007-09-10 14:48 | Book
文学賞メッタ斬り!
大森 望 / / PARCO出版
ISBN : 4891946822
スコア選択: ★★★★






一言で表すとしたら、『読書ガイド』かな? 
単純に、参考になる。これ一冊あれば
何も悩まず読書家への王道を歩めますね。

自分にはどんなジャンルが合うのかが、
モヤっとしてよく分からない。
たくさんの書籍の中でも当たり!って
確立が高い作品が読みたい。失敗はしたくない。

そんなの平気♪平気♪  この本読んで。
本書の購入を決めたこと、大正解!になるわ。

読みながら、中断に中断を繰り返した。
これも。わぁこれも。これも、これも、これも、
これも、これも、これも、これも・・・・・
「購入」希望リスト、満載です。削除が難しい(笑)
それに、ダメ!って
二人から批判された作家や作品に対しても
読んでみた~い♪って好奇心が。 それはもう
どうにも押さえきれなくなっちゃって。
×印付でリストアップしたわ。
リスト、もちろん全部購入なんて出来ないけど
徐々に読んでいきます!


内容は、簡単に言うと、
翻訳家として大活躍されている大森望さんと
書評家で超有名な豊崎由美さんの対談集です。

お二人がまるで漫才のような語り口で、
他を一切無視した必殺談義を繰り広げています。

注目は、多数の方々が賛辞を送っている へへ;
「ROUND4 選考委員と選評を斬る!」。
選考員をどうにかしろ!ってね、
大御所の選考委員をバッサバッサ斬りまくっています。

~抱腹絶倒~

では、一例をば♪
ROUND1から!
芥川賞の行方を左右している選考委員・テルちゃん
(宮本輝氏)!に対して。

豊崎さん
「ここまでわかりやすくすりゃあ、いくらなんでも
宮本輝でも読めるだろうみたいな。
とにかく今、芥川賞の行方を左右してるのは宮本輝なんですよ。
とりあえず、テルちゃんに読ませなきゃいけないわけ。
テルちゃんでもわかる日本語、テルちゃんでもわかる物語、
それが芥川賞への近道(笑)。」

芥川賞狙ってらっしゃる方、相手はテルちゃん♪
だそうですよ。ハハハ


更には・・・話題のROUND4☆でも

「テルちゃんさあ、多分世界文学とか読んでないもん。
このひと、いわゆる新しい小説なんてものを絶対読まない
ひとだからさあ、なんで芥川賞の選考委員をやってるのか
わからない。直木に回れよ、直木にっ。
笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』(1994年第111回)の時、
テルちゃん“何が悲しくて私はこんな小説を読まされなくては
ならないのか”って名言を吐いたんですけど、そんなもん、
笙野頼子からすれば、何が悲しくてこんなバカに
小説読まれなきゃいけないのかってことですよね(笑)。」


あっぱれ。


とまぁ、良いこと尽くし&面白尽くしの 
『文学賞メッタ斬り!』 如何ですか? 
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by merrygoround515 | 2007-06-26 14:52 | Book
てのひら怪談―ビーケーワン怪談大賞傑作選
我妻 俊樹 / / ポプラ社
ISBN : 4591096998
スコア選択: ★★★★★






先日注文していた、待望の本書が届きました。
早速、ワクワクしながら読みました。
帯には…京極先生の言葉が!凄い! 凄い!最高!

占い師曰く、掌には
人の営みのすべてが映し出されるという。
そこには幸福があり不幸があり、
感情のすべてがあり、
生と死がある。
「てのひら」には運命が刻まれている ──
                (カバーより)

はじめに(東 雅夫『幽』編集長・ならびに本書編者)によると、
怪談といっても…
「てのひら怪談」は、怖い話、不思議な話、奇妙な話をテーマに、
上限800字で書き綴られた、小さな物語なのだそうだ。
本書は2003年の夏、オンライン書店ビーケーワンから誕生。
「ビーケーワン怪談大賞」が母胎です。発足以来公募を重ね、
この度、過去四年間の応募作より
選りすぐりの名作佳作100篇を収録し刊行されたそうです。

800字という、見開き二頁に収められた作品は、
何処から読んでも、何処を開いても、一瞬にして癒されたり、
溜め息をつかされたり、または(゚ーÅ) ホロリとさせられたり。

ノンフィクションのようなものから、心温まるエッセイのようなもの、
また、ゾクッとするような怖い話や、
ミステリアスなショートショート風なものまで。
一話ごと一話ずつ、違ったカラーを楽しめました。
また構成がいい!
100篇の編み方、繋げ方が、物凄くいいの!流石です。上手いわ。
とにかく、選び抜かれた傑作が、盛りだくさん♪
最高にお得な感を、体験させられました。

六十六名の手により生み出された、100篇。
きっと、この中には、必ず何かを与えてくれる作品があります。
私も100篇中、8作ほど「お気に入り」に出会えたわ。
皆さんも「何か」と出会えるはずです。
ゆっくり楽しんでみてください。

今後、六十六名の方々をはじめ、新規投稿者によって、
この800文字という斬新な手法が「短歌」や「俳句」、
「ショートショートの広場」に続くムーブメントに
なっていくと、とても嬉しい。 

編者も関係者も、みなさん
新たな文芸ムーブメントとしての定着を狙っています!
一読後「書きたい」「書いてみたい」という気持ちに駆られた方、
さあ!書いて!書いて!
どんどん、応募しましょう。
 
読者ファンとしては、
文才に恵まれた多くの方々に、本書を手にしていただき、
是非、「執筆→投稿」していただきだきたい。 と、願っています。
作品が寄せられる限り、「てのひら怪談」は続くのです。
 
読む楽しさは、抜群。
中学生以上には、オススメ間違いなしです。
息子にも、先々必ず贈りたい!と強く思いました。

なお、「おわりに」によると、
選考会の模様や作品の講評を、ビーケーワン内に設置されたサイトで
読むことができるそうです。 → http://blog.bk1.co.jp/kaidan/


では最後に、再販後、帯に掲載された京極氏の文を。

「てごろ。でも、てごわい。
 てつかずの、うぶもの怪をてしおにかけて。
 つい手にとっちゃいますね。」
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by merrygoround515 | 2007-06-05 12:16 | Book
贈る物語 Terror みんな怖い話が大好き (光文社文庫)
/ 光文社
スコア選択: ★★★★★






ついに、最終作!われらの(私の♡)みゆきちゃんです♡
アンソロジー・シリーズの発案者だけあって、〆に相応しい作品です。
(すご~く怖かったけど)

まずはじめに、注意事項が。

宮部女史の作品紹介文は、絶対に後から読むことを、オススメします!


文庫版のためのまえがきで、編者もおっしゃっていますが、
作品のネタバレがいつくもあります。
私自身は、作品紹介を一読後に、収録作品を読んでも、
その怖さや、面白可笑しい展開に、悪影響はなかったのですが。 
あくまでもそれは私の感想であって、少しでもネタバレはイヤだ、という方は
必ず収録作品から、お読みください。

本著は、
海外のホラー小説(古今東西の名作古典)から、とにかく有名作品を中心に、
みゆきちゃんが一押しばかりを集めセレクトした15編。
みゆきワールドのルーツと言える。恐怖三昧♪怖い怖~いのオンパレード♪

はじめに、を一読すると…もう本書は手から放せません。
アンソロジーの編者で、収録作品の紹介文で、
ここまでわくわくさせてくれる、案内文を書ける人は、他にいない。
幸いなことに、海外作品 (こはひ。こはひ。) の合い間に
「 COFFEE BREAK 」として、みゆきちゃんのコラムが掲載されています。

ゲームの攻略本における人物像について語るくだりも、
ゲーマーではない私が…うむむ?
もしかしてゲームって、面白いのかも~♪と、ちょっと惹かれてしまいました(笑)
このコラムもまた、見逃してほしくない。 

さて、どうしよう。
昨夜、下書きをしようと思ったのだが…
夜、この作品を手にすることは…ちょっと無理だった(苦笑)
入浴も、家族と一緒でなければ…しばらく怖いかも。。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。
情けない?怖がり屋なんです。(^^;

少しだけ、みゆきちゃんの
(・・・記事内でみゆきちゃんは、マズイかしら?まっいいかm(_ _)m )
「はじめに」 を、紹介。抜粋引用します。


★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★

帯から : 身体の芯から震え上がる恐怖の館へご案内いたします。

もしも、今このページを御覧の皆さんが、
ホラーやサスペンス小説のファンであるならば、目次を一瞥しただけで、
「あれ?なんか有名な作品ばっかり並んでるじゃん」
と、思っていることでしょう。そうなのです。
本書の収録作品をセレクトするとき、わたしは、
  ・ 既存のアンソロジーから採ること。
  ・ そのアンソロジーは、入手が比較的容易であること
    (新刊書店で買える、もしくは図書館や古本屋さんで見つけられる)。
このふたつの条件を定めました。
ですから、ちょっとでもこの分野に興味のある本好きの方ならば、
親本の方を読んでいたり、手元にお持ちの可能性が高いと思います。
だから、そういう方は、この本を買っちゃいけませんのよ。

    ~~~~~ 中略( 本書お読みになってね。フフフ )~~~~~

「じゃ、どうして怖い話ばっかりなの?」
これも、もっともなご質問です。答えは簡単。
わたしはコワイお話、とりわけ英米の短編恐怖小説が、死ぬほど
好きで好きで好きで大好きでたまらないのです。
子供の頃から青春時代まで、もっぱらこの手のものを読んで過ごしましたし、
今でもしょっちゅう書店を彷徨しては、何処かで美味しそうな匂いがしないかと
鼻をクンクンさせています。ですから、どうしても、一度は自分の好きな作品を
セレクトしたアンソロジーを作ってみたかった。
また、これはほんのおまけ要素ですが、ここ数年、
「作家になる前のミヤベさんはどんな本を読んできたんですか」
というお問い合わせをいただくことが多く、もしも自分の好きな短編アンソロジーを
作ることができれば、そういうご質問に対する、いちばん率直なお返事になるだろう
という希望もあります。

    ~~~~~ 中略 ~~~~~

そんなこんなで、本書は誕生しました。
本はその読み手に忠実な、心の広い親友です。
知ってる作品ばかりでも、「もう一回読んでみるか」と手に取っていただけるも好し、
「クリスマスだから、誰かに贈ろう」と思っていただければまた好し。
どうぞお心のままに、本書を貴方の良き友として遇してくださいませ。
もしもそれがかなえば、編者にとって最高のクリスマス・プレゼントになります。
それでは、恐怖の本館へとご案内いたしましょう。

存分にご堪能の上、身体の芯から震えあがっていただけると信じています。
どうぞ良き読書のひとときを──恐怖の宴をお楽しみくださいませ。
                         (文庫版のためのまえがき より)


★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★

※以下、目次です♪

       はじめに   怖いお話へのご招待と、本書の使用法について
       文庫版のためのまえがき

      第一章   知りたがるから怖くなる

     『 猿の手 』   W・W・ジェイコブズ
     『 幽霊(ゴースト)ハント』  H・R・ウェイクフィールド
     『 オレンジは苦悩、ブルーは狂気 』  デイヴィッド・マレル

      第二章   狼なんか怖くない?

     『 人狼 』  フレデリック・マリヤット
     『 獲物 』  ピーター・フレミング
      COFFEE BREAK  1

      第三章   怖がることと、笑うこと

     『 羊飼いの息子 』  リチャード・ミドルトン
     『 のど斬り農場 』  J・D・ベレスフォード
     『 デトロイトにゆかりのない車 』  ジョー・R・ランズデール
     『 橋は別にして 』  ロバート・L・フィッシュ

      第四章   子供たちは恐怖と仲良し

     『 淋しい場所 』  オーガスト・ダーレス
     『 なぞ 』  W・デ・ラ・メア
      COFFEE BREAK  2

       第五章   生者の恐怖と悲しみと
     『 変種第二号 』  フィリップ・K・ディック
     『 くじ 』  シャーリー・ジャクスン
     『 パラダイス・モーテルにて 』  ジョイス・キャロル・オーツ

       終わりに   なぜ人は怖い話をするのか
       出典一覧


* * * * * * * * * * * * * * * * * *


とにかく、怖かった。けど、面白いし、可笑しい。  
怖さはまだちょっと後を引いていますが…
読後感は、すっきりです。まぁ、“Terror” ですから。

読後は真冬並みの寒さが。 身体を芯から凍てつかせ… ブルっと、ね。

みゆきちゃんのオモウツボでした。   



重度の怖がりですが、ホラー映画も大好きです。 (変?)
これを機に、ホラー小説に、手を出してみようかなぁ。  
でも、怖いな。    でも、読んでみたいな。    
どうしようかな。  (^▽^)
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by merrygoround515 | 2007-02-09 13:32 | Book
贈る物語 Wonder すこしふしぎの驚きをあなたに (光文社文庫)
瀬名 秀明 / / 光文社
スコア選択: ★★★★★






第一作の綾辻氏の「Mystery」は、純粋に名作を編んでいた。
中高生より、むしろ大人向き。
大人に多い、短編が苦手な方でも、意外なほど、楽しめるはずだ。
傑作ばかりだものね。

本書 『 贈る物語 Wonder 』すこしふしぎの驚きをあなたに は、
綾辻氏とはジャンルが異なるが…何て言ったらいいか…
奇妙で奇妙で…???ばっかり(笑)  
でも、とてもワクワクさせられた♪  
そうか!
瀬名氏が中高生時代に出会って、影響を受けた作品ばかりだから…
ワクワクさせられたのかもしれない。ね!

それにしても、瀬名先生の文章が…
(教授の方がイイのかな?やっぱり博士かしら?先生でいいかぁ)
小説とは180度違って(笑)とても分かり易い。 
そして、とても優しい。 
別人とまでは言わないが、ソフトです。 
作品への、懇切丁寧な解説も見所のひとつ!いいですよ~♡
「はじめに」を読み出した途端、引き込まれてしまって…
ノンストップ状態に陥ったわ。
中でも私は『画家から作家へ 絵の贈り物』画・福田隆義氏が好き。
鳥肌ものです。 作家六人ごとに描かれた画と物語は、
神秘的な雰囲気に包まれ…酔えます。 読んでみてくださいね♪
収録作品には、コミックもあるの♪
最初から最後まで飽きることなく、気付いたら読了。
楽しめること、間違いなし!です。

綾辻氏同様に、瀬名先生のお言葉、引用します。
すごいですよ!  
以下読後…あなたは書店へ走ってしまうかもしれません。( v^-゜)イエィ♪


帯から :
「さあ、魔法の絨毯に乗って、一緒に不思議と驚きの世界へ旅しましょう。」

すこし不思議の奇妙な王国へ、ようこそ。
案内役を仰せつかりました瀬名秀明です。
ぼくは子供の頃から不思議な物語が大好きでした。
    ~~~中略~~~
クリスマスの季節にふさわしい、驚きに満ちた贈り物──
どんな本にしようかといろいろ考え、次の三つのテーマを絞りました。

1 子供時代の自分にプレゼントしたくなるような、
 ぼく自身がこれまで何よりも楽しんで読んできた物語。
 ですからぼくが少年時代に読んで感激した作品が大多数を
 占めています。
2 これから不思議の物語を読み始める人にも、
 すれっからしのファンにも、新しい物語の地平線を
 お見せできるような、そんなちょっと変わった物語。
 自らを枠に填めてしまうジャンル意識は
 とりあえずどこかへ置いてゆくのです。
3 大切な人に心を込めて贈ることができるような、
 いつまでも読んだ人の記憶に残るような、そんな素敵な物語。
 たとえ以前に読んだことがあっても、再読や三読が可能で、
 その度に楽しめる作品を選んだつもりです。

というわけで、
ミステリーの「贈る物語」を編まれた綾辻行人さんや、
ホラーの「贈る物語」を企画された宮部みゆきさんとは、
少々編纂方針が異なることをご了解ください。
なぜぼくだけややマニアック寄りにしたかというと、
これはSFというジャンルの特殊性に関わっています。
いまSF小説の「ど真ん中」といわれる作品ばかりを集めて
「贈る物語」として提供するのは、
あまり意味がないと思っているのです。
    ~~~中略~~~
ぼくの大好きな映画に、
ディズニーアニメの『アラジン』があります。
アラジンはお姫さまのジャスミンが眠っている寝室に忍び込みます。
そして魔法の絨毯に乗り、お姫さまに手を差し伸べるのです。
「ぼくを信じて」と。
    ~~~中略~~~
だからこの本の中で紹介しているのは、どれもアラジンが
「ぼくを信じて」といってお姫さまに手を差し出した、
あの瞬間を大切にしている物語なのです。
主人公がぼくたちを異世界に連れて行ってくれるのです。
あるいは世界がばくたちの知らない間にゆっくりと変化してゆくのです。
ですからぼくたちに必要なのは「おや、あちらは面白そうだな」
と思う好奇心と、「こいつは不思議だな」と思う驚きの心だけです。
常にこのふたつの心を持っていれば、いつだって一歩踏み出せますし、
アラジンと一緒に魔法の絨毯にも乗り込めます。
もちろん、本書に収められている物語は、
アラジンとお姫さまが見たような心地よいものばかりではありません。
ときには恐ろしいものもあるでしょう。でも、これだけは保証します。
ページを捲ればどれもdazzling(目もくらみそう)で、
every moment,red-letter(すべての瞬間が忘れられない)、
そんな a whole new world(すべて新しい世界)が
あなたを待っています。
魔法の絨毯に乗って、一緒に不思議と驚きの世界を旅しましょう。
新しい地平線を探しに行きましょう。
 心を込めて、この本をあなたに贈ります。




※ 以下、目次を♪


      はじめに

      第一章  愛の驚き
          『夏の葬列』  山川方夫
          『愛の手紙』  ジャック・フィニイ
          『窓鴉』  式 貴士
          『雨傘』  川端康成

      第二章  みじかい驚き
          『よけいなものが』  井上雅彦
          『蟻の行列』  北野勇作
          『絵の贈り物』  画=福田隆義
(藤沢周平、皆川博子、眉村 卓、佐藤愛子、河野典生、赤江 瀑)
          『雪に願いを』  岡崎二郎

      第三章  おかしな驚き
          『ニュースおじさん』  大場 惑
          『江戸宙灼熱繰言』  六代目冥王右団次

      第四章  こわい驚き
          『鏡地獄』  江戸川乱歩
          『托卵』  平山夢明

      第五章  未来の驚き、「私」の驚き
          『戦士たち』  光瀬 龍
          『ひとつの装置』  星 新一
          『太陽系最後の日』  アーサー・C・クラー
         
      おわりに
      文庫版あとがき




どちらかと言えば、男の子向きな感じですね。 
なかなか、ブラックです。
SF特有の「不思議=読後の奇妙感」が存分に味わえました。

最後に、
SFとは、「すこし(S)ふしぎ(F)」なのだそうですよ♪
将来、息子に読んでもらいたい、一冊です。
ちょっと残酷でもあるので、中学生からかな~?


アンソロジー三部作♪ラスト、
宮部みゆき女史による 『 贈る物語 Terror 』 は……
また、明日にでも。     
(( 予想通り…怖かったよぉぉ~。 ))  
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by merrygoround515 | 2007-02-08 23:35 | Book
贈る物語 Mystery (光文社文庫)
綾辻 行人 / / 光文社
ISBN : 4334741436
スコア選択: ★★★★★






※まず、三部作について。

「贈る物語」と題されたアンソロジー・シリーズ♪
綾辻行人氏による“Mystery” 
瀬名秀明氏による“Wonder” 
宮部みゆき女史による“Terror”
この三作品は、2002年の初冬に光文社より三作同時期に刊行された。
クリスマスに充て込んで…(苦笑)
セット販売も(豪華ボックス入)されたが…現在は入手困難らしい orz

本書は昨年の文庫落ち時に購入し、一気に読んだもの。
2006年10月・11月・12月に前述の順でそれぞれ文庫化になったのです。。
文庫の特徴は…
副題が付いたことと、文庫版のあとがきなどが追加されたことかな。
そういえば、四年前の出版のきっかけは、宮部女史の発案だそうです。
やりますね~王女さま♡

綾辻氏の文庫版あとがきによると(三作とも、文庫版のあとがき♪好き)
宮部女史がホラー系、瀬名氏がSF系、綾辻氏がミステリー系の分担で
『贈る物語』を編んでみようという話になったそうです。
編纂方針は、
「あまり本(小説)を読まなくなったと云われている若い人たちに、
もっといろいろな小説の面白さを知ってもらいたよね」と、真摯な願いから。
なんという方々でしょう! 頭が下がります。m(_ _)m
間違いなく、素晴らしい作品と、出会わせてくださるんですよ。 
王女様は女神様だわ♡

2002年12月の単行本刊行当時、
友人のY子が彼女の父親へ誕生日プレゼントとして、このセットを贈りました。
刊行は11月でした。
その話を聞いた時、それは良いわね!と、見習うことにしたの。
私の父も翌年すぐ誕生日が訪れることから、真似をしようと思ったのだ。
だが、残念なことに…
父の誕生日の数日前に、息子の誕生日がありまして、へへ;
父への贈り物の件は、頭からキレイさっぱり消えてしまいました。 ∴∵ゞ(゚ε゚ )ブッ

実家の父は、いつ眠っているのか…家族の誰にも分からない人。
訳あって、昼と夜二つの違う職に就いている。
夜の勤務では、仮眠もあるのだが…。なかなかねぇ。
ただでさえ、毎日睡眠不足のはずなのに、その読書量が尋常ではない。
お陰で若い頃、帰省すると、単行本を見繕って拝借できた。
返さないけどね~(笑)
父曰く、読了したものは「いらん」のだそうだ。 ルンルンo(*^▽^*)o~♪

この父、学生時代の娘に何か小包を…となると、図書券とビール券。
(商品券はなかったなぁ)
それから父のお薦め本が平均5冊入っていたわ。
新刊で購入してくれるので、有り難いのですが。それが年に1回よ。
って、気が利かないでしょ? 4年間で4.5回でしたね、多分。
一人暮らしの身とすれば…
お米や乾麺類とか、いろいろ生活上必要なものがあるでしょう?!
書籍の重量でも送ってくださるのなら、缶詰(蟹ね)や油とか、漬物とかさぁ~。 
食糧品や生活必需品の類を、送って欲しかったわ。(笑)

でも、今思うと
父が必ず新刊を送ってくれたことは、考えた上のことだったのかもしれない。

通常、父の読了本は、私が気に入らなかったとしても…売れないのよ。
父、読み始めるまえに、カバーと帯を外して、ゴミ箱へ入れちゃうの。ポイっ。
実家の書庫の本、み~んな裸んぼ!場末の図書館みたい。探し辛いのよぉ~。
若い頃から何回言っても、治らなかった。
きっと長年ポイッばかり繰り返しているから、癖になって染み付いているのね。
あー!勿体無い! ホント、罰当たりな人。

だから、送られてきた新刊本は、
読了後の私が「手元には、い~らない」って思ったら………そう!
売りに行けたのです(爆)
アハハ(*´∀`*)oO(新刊の単行本ですからぁ♡)

当時と違って今はメールがあるので、父ともたまに、やり取りします。
まぁ、ここ数年は、孫宛のメールばかりですが。フフフ
相変わらず、カバーも帯も…即効でゴミ箱だそうですよ。┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
読書好きの父に対して、一つ残念な記憶がある。
森博嗣氏にはまってくれなかったこと。(;;)
10数年前、張り切って「F」を薦めたのに…
「うーん。なんかなぁ。」 だって。合わない人がいるのね。 ふん! 
あれ~?何だっけ? 違うじゃん!『 贈る物語 』 だった。  
ゴメンナサイ。


実は、
本書 『 贈る物語 Mystery 九つの謎宮 』 については、
もう読んでいただくしかない。
何も説明や感想を並べる必要がないの。とにかく、読んでください。m(_ _)m
なので…綾辻氏の「はじめに 本格ミステリーへの誘い」から抜粋します。
以下、ご一読ください。 綾辻氏からの誘惑がいっぱいですよ♪


本書『贈る物語 Mystery 』は、
僕こと綾辻行人が少年の頃からこよなく愛しつづけているミステリー
──中でも特に「本格ミステリー」と呼ばれている小説──の豊饒な魅力を、
一人でも多くの皆さんに伝えたいと願って編んだ、いわば「本格ミステリー入門書」的な
アンソロジーです。古今東西の名作から綾辻が選んだ本格ミステリーの短編九編、
ここには収められています。本の趣向として、それらを五つのグループに振り分けて
配置してはありますが、無視してどのような順番で呼んでいただいたとしても
面白いこと請け合い、の傑作揃いです。自分が書いたものではなく、
自分もまた単なる一読者として読んで面白かった作品ばかりであるからこそ、
ためらいなくそうお勧めできるわけです。

面白い物語によけいな能書きは要りません。
どうぞごゆっくり、たっぷりとお楽しみくださいませ。

  ~~~中略~~~

先にも記したとおり、この本はそんな「本格ミステリー」の「入門書」となることを
めざして編まれたアンソロジーです。従って、収録作の選定・編集にあたっては
まず、おもな対象として次のような読者を想定しました。

1 「小説を読む」という行為にあまり慣れ親しんでおらず、
 なおかつ、これまであまり本格ミステリーというものに興味を
 持ったことがない人。
2 マンガやアニメ、ドラマその他のメディアで本格ミステリーとは
 接してしるものの、小説ではあまり読んだことがない人。
3 最近の日本の、いわるゆ「新本格」系の作品は読んでいるが、 
 それ以外の本格ミステリー作品には手を出しかねている人。読みたいとは
 思うけども、何から読んだらいいのかよく分からないという人。

1 に該当する方は、
 騙されたと思ってとにかく収録作を読んでみてください。 ~略~
 「驚き」が待ち受けているはずです。  (驚き=結末の意外性)
2 に該当する方は、
 すでに本格ミステリーの面白さの一端を知っておられるわけです。  ~略~  
 小説という「元々の形」でそれを読むことによってきっと、これまで
 気づいていなかったような幅や奥行きのある楽しみ方を発見されるはずです。
3 に該当する方は、
 できればぜひ、並べられたとおりの順番で収録作を読み進めていただきたい
 と思います。 ~略~ この本との出遭いをきっかけに、内外を問わず、
 もっといろいろな作家の作品に手を伸ばしていただければ、と切に願います。
       ~~~中略~~~

どうぞごゆっくり、たっぷりとお楽しみくださいませ。
 




※最後に、収録作品九作のタイトルを。


  『暗黒の館の冒険』 エラリー・クイーン
  『黄色い下宿人』 山田風太郎
  『密室の行者』 ロナルド・A・ノックス
  『妖魔の森の家』 ジョン・ディスクン・カー
  『長方形の部屋』 エドワード・D・ホック
  『カリバリズム小論』 法月綸太郎
  『病人に刃物』 泡坂妻夫
  『過去からの声』 連城三紀彦
  『達也が笑う』 鮎川哲也




三部作アンソロジー♪第二作目、
瀬名秀明氏による 『 贈る物語 Wonder 』 は……
また明日、もしくは夜にでも。




ミステリー好きさん♡ミステリーに少なからず興味をもたれた方♡
本書!最高の入門書です( v^-゜)イエィ♪

どうぞごゆっくり、たっぷりとお楽しみくださいませ。
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by merrygoround515 | 2007-02-08 11:40 | Book